トヨタのポルテとスペイドは以前から気になっている普段使いのジャンルの車なのだ。このクラスは自動車カテゴリー分けするとファミリーカーでもありコンパクトミニバンということになり競合車としてはホンダのフリードあたりが有力だ。それに軽自動車のハイトワゴンも競合になる。それだけに競争の激しいジャンルなので良く考えられた車が多い。
ファミリーカーとしての用途をじっくり考えてみると
我が家でも普段使いの車の使い方としてどのような形があるのか思い出してみた。すると次のようになる。
- 通勤
- 子供の送迎(我が家は孫だけど)
- お買い物
- 近場へのお出かけ
- たまに遠出もする
4までのほとんどの使い方が距離的にせいぜい10kmか20kmくらいの近場で済んでしまう使い方がほとんどだ。それに高速道路に乗る機会も少ないし、ましてコーナリングがどうこう言う車でもない。そういうことよりもこうした場合のファミリーカーとしての使い勝手が非常に重要だ。
普段の足のように使う車だから燃費も良いに越したことは無い。維持費が安いという事は購入決定の大事な要素だからだ。
↑ 新型ポルテには黄色の設定がある、最近のトヨタは黄色好きだ、個人的にはこのコロンとしたかわいい外観が良い、実際に見てみると外観からは想像できないほど室内は広々感じる、画像はメーカーサイトより拝借
コンパクトミニバンってジャンル
かつてトヨタからラウムという車が発売されていた。この車は1997年に発売され5ナンバーで両側にスライドドアを備えていた。しかもあまり背が高くないタイプの車だ。コンパクトでスライドドアを装備し背が高くないというジャンルをファミリーカーとして定着させた車なのだ。
ただ個人的にはラウム全体のデザインが真面目すぎてカワイイとかカッコいいとかという部分が無く実用本位過ぎた感がある。このラウムは2011年に生産が終了している。
このジャンルの対抗馬のホンダフリードは2008年から発売開始されておりファミリーカーとして人気を博している車だ。こちらは背の高さが1,700mmを超えているのと3列シートがあるのでどちらかというとミニバンのステップワゴンやノア/ヴォクシーの弟分のようなジャンルになる。このフリードにはハイブリッド(JC08燃費21.6km/L)や4WDがあり多様なユーザーの要求に応える事の出来る車種だ。
自動車メーカー各社はこうしたコンパクトミニバンというジャンルのファミリーカーに求められる事を良く研究して工夫された車が多い。それだけに非常に競争の激しい分野なのだ。
↑ ポルテに比較してスペイドの外観は普通で面白くない、あまり目立たない方が良い時はこちらか?、画像はメーカーサイトより拝借
新型のポルテ/スペイドの特徴はなんだ?
今回のマイナーチェンジで最大の特徴は燃費が伸びたことだ。
新型の1.5Lエンジンを積んだことにより燃費が22.2km/L(JC08)へ伸びている。これはフリードハイブリッドよりも良い数値なのだ。
トヨタのポルテ/スペードは以前から細かい使い勝手を追求した装備をしていてかなり芸が細かい。特に左側スライドドアの特徴を最大限に生かせる装備が見ものだ。開口部が広く人間の乗降と荷物の積載が工夫されている。逆に言うとトランクルームが狭くてそれほど大型の荷物は積めない。
管理人TomTomがこのポルテ/スペイドで気に入っているのはコロっとした外観だ。国産車でこうしたほのぼのとしたイメージを感じさせる車は非常に少ない。見ているとなんだかうれしくなってしまうような外観をしている。
それにボディーカラーが国産車にしては珍しく彩度の高い色の設定がある。具体的に言いうとポルテではレッド、チェリー、イエローがそうだ。
ちょっと女性を意識し過ぎでポルテでは内装が今時の白っぽいコンビの色合いとなっているので男性はスペイドを選択するのが良いかもしれない。管理人TomTomが思うにポルテの外観とスペイドの内装の組み合わせがあればベストだ。
↑ ポルテのインパネ、最近の女性向けに多いコンビの内装、そこにピンクが入りちょっと気恥ずかしいかも、スペイドではピンクが入らない、画像はメーカーサイトより拝借
使用条件が合えば普段使いにはピッタリなポルテ/スペード
ポルテ/スペイドの最大の特徴は普段使いが苦にならないボディーサイズと燃費だろう。
普通のミニバンほど背が高くないので圧迫感も無い。しかもセダンほど背が低くないので室内の解放感も十分だ。これがコンパクトミニバンの最大の特徴だろうと思う。
4人までの乗車人数でキャンプみたいな大荷物での移動は無いような使い方なら普段使いの車として非常に使いやすいと思う。
加えて今回のモデルチェンジで燃費が20km/Lを超えてフリードハイブリッドと十分渡り合える数値を獲得した。実用燃費がどれくらいになるか興味はあるがスペック上はフリードハイブリッドよりも上だ。
トヨタの事だから次にはハイブリッド化もしてくるだろうと思うのでさらに燃費を伸ばしてくるだろう。
こうした内容の充実度とコロンとしたかわいらしい外観とビビッドな色を持った車はなかなか無いので貴重だと思う。
今回はこのへんで
では