昨日2015年7月6日ホンダの社長が変わった。新社長として八郷隆弘さんが就任して方針を打ち出している。
ホンダの進む道
それによると次のような内容となっている。
- グローバル6極体制の進化
- Hondaらしいチャレンジングな商品を継続的に開発し、全世界のお客様にお届けしていくこと
素晴らしい内容だが、反面当たり障りのない内容とも言える。
まず順序が逆だと思うのだ、2番ありきでその実現のために1番なのではないだろうか。
最近のホンダを良く表していると思う。
↑ 新型シビックType-Rのエンジンライン、見てくれは普通のエンジンだ、そしてなんとUSAで製造されてヨーロッパへ持って行っているようだ、これがホンダの新社長の言うグローバル6極の一部なのだろう、個人的にはこのエンジンにも少しガッカリだ、画像はメーカーサイトより拝借
顔の見えるアイコン社長が必要だ
トヨタでは豊田章男社長がアイコン的存在となって来ている。イベントがあれば顔を出し、レースやラリーがあれば車に乗ってみて、新型車には真っ先に乗り込んで宣伝する。
ユーザーから見てもトヨタの社長はこの人というイメージが出来つつある。
それに比較して他の自動車メーカーはどうだろう?、どの人が社長なのか全く認識が無いのだ。未だにホンダでは偉大過ぎる本田宗一郎さんのイメージがあり、現在の社長の顔は思い浮かばない。全く誰も思い浮かばないよりはマシだと思うが、やはり社長の顔がイメージできた方が良いに決まっている。
車の方向性も今一つ良く分からないところがある。ミニバンのような実用車は良いとして、もうすぐ出てくるシビックType-RやNSXは超高級車になるようだ。夢を与えられる商品と言うがミニバンでは夢はあまり見れないのではないかと思う。夢を見るにしても手の届く夢が欲しい。
シビックType-Rの生産が始まった
そのシビックType-Rの生産がUKで始まったようだ。
EP3シビックType-Rの時のようにUKで生産され日本にも輸入される事になるようだ。一部の噂では1,000台限定ということになるようなのだ。という事は歴代のシビックType-Rというよりも、Type-R EUROのFN2のような扱いになるのだろうがこれはどうもしっくりこない。ちなみにUKでの販売価格は約575万円となっている。Type-Rの進んでいる方向性は日本のユーザーの求めているものと少し異なるように思う。
もし管理人TomTomがこの価格帯でスポーツカーを選ぶならロータスエリーゼを選択するだろう。
どうもグローバル化が進むとこうした日本のユーザーのニーズを満たす事が難しくなってくるようだ。
↑ 新型シビックType-RのラインオフがUKで始まった、高性能だが非常に高価な車となってしまった新型シビックType-R、管理人TomTomは以前日本での価格を400万円と予想したのだが500万円は下らないと思われる、500万円出すのであれば個人的にはロータスエリーゼが欲しいと思う、画像はメーカーサイトより拝借
どうもホンダの進む先が良く分からない
今回のシビックType-Rには密かに期待をしていたのだが、いくつかの点で想像とは異なる。それは
- 価格が高い
- 性能が高すぎる(走らせる場所が無い)
- 数量限定
そもそもターボが付いたというだけで管理人TomTomはイマイチなのだが、これで決定的になったような気がする。
個人的に思うのはこれだけの高価な高性能FF車を扱い切れる人がどれだけいるかという事だ。それも6MTしかない車なのだ。
ちょうど良い感じのスポーツカーが無くなってしまった。これではDC2やEK9の中古車価格がまだまだ下がらないだろうと思う。
新型シビックType-Rの情報は「新型シビックType-Rカテゴリー」をご覧ください。
今回はこのへんで
では