VW新型「Transporter T6」がオマージュ的雰囲気

フォルクスワーゲンのトランスポーターは日本には導入されていないのでなじみが薄い車だ。日本で言えばトヨタのハイエースのような車で商用車もあり、乗用車もあり、特装車もあってバリエーションが広いのが特徴だ。日本で時々見かけるのはキャンピング仕様になっている車がほとんどで結構な高額車となっている。
先代のT5はスポーツラインを紹介しているのでこちらを参照されたし。

新型「Transporter T6」は正常進化版

この新型「Transporter T6」は既にヨーロッパでは発売開始されているが改めて見てみよう。
全体的な外観はおおむね先代と変わらず真四角だ。車体の隅まで利用できるように非常にスペース効率が良い形状をしている。ボディーの種類はバン、シャトル、カラベルの3種がある。
遠目に見るとトヨタのハイエースレジアスに似てなくもない、特にツートンのモデルはそう見える。
今回のモデルチェンジは細部にわたり手が入り特に環境性能と経済性、加えて安全性の向上に力点が置かれている。エンジンはディーゼルが4種、ガソリンが2種ラインアップされて共にユーロ5/6対応だ。ディーゼルエンジンは排気量2.0Lから4種の出力84PS/102PS/150PS/204PSを発生する。ガソリンエンジンも同じく2.0Lより2種の出力150PS/204PSを発生する。
またDCC(ダイナミッククルーズコントロール)と呼ばれる車両制御によりダンパーの固さを可変できるようになっている。
ちなみにボディーサイズは全長4,892mm×全幅1,904mm×全高1,990mm(ショートホイールベース、ロールーフ)。
なお価格はドイツにおいて約315万円~の設定となっている。
新型「Transporter T6」のカラーバリエーションの一部
新型「Transporter T6」のバリエーション

↑ 新型「Transporter T6」のバリエーション、上はツートーンカラーのバリエーション、下はボディー形状のバリエーション、基本的に商用車なので上のパネルバンや様々な形状がある、室内に豪華な内装を施した乗用タイプのモデルもあり非常に守備範囲が広い、なんとミッションはDSCもラインアップされているのだ、画像はネット上から拝借

新型「Transporter T6」もオマージュ風味

最近はやたらとオマージュブームで旧車の雰囲気を現代に置き換えた車が多数発表されているが新型「Transporter T6」もカラーの塗り分けで雰囲気を出している。
正直言って形状はあまり似ていないのでこじつけに近いと思う。
往年のタイプ2バスと新型「Transporter T6」
↑ 往年のタイプ2バスと新型「Transporter T6」、雰囲気は似てなくもないがあくまで雰囲気だけという感じ、個人的にはハイエースレジアスにそっくりだと思う、画像はネット上から拝借

新型「Transporter T6」のリア画像
↑ 新型「Transporter T6」のリア画像、こうして見ると本当に真四角なのだ、横幅が広いからか非常に座りの良い縦横比で安定感がある、画像はネット上から拝借

新型「Transporter T6」の斜め前画像
↑ 新型「Transporter T6」の斜め前からの画像、タイヤサイズは215/65R16と235/55R17と255/45R18の3種が用意されている、ボディーはロングとショートの2種あり400mm長さが異なる、ルーフの高さもバンは選べるようだ、画像はネット上から拝借

新型「Transporter T6」の使い方はそれぞれ

室内のトリムレベルやしつらえも様々あるようで、シャトルは日本で言うミニバン的な存在、カラベルは豪華な特装車といった感じなのだ。
新型「Transporter T6」カラベルのインパネ
↑ 新型「Transporter T6」カラベルのインパネ、非常に端正なインパネだ、これなら商用車チックではないどころか豪華で十分乗用車している、車幅が1,904mmもある車なので室内の横幅は広々している、ミッションはMTはもちろんDSGも選択できる、画像はネット上から拝借

新型「Transporter T6」カラベルのリアシート
↑ 新型「Transporter T6」カラベルのリアシート、アルファードのエグゼクティブラウンジグレードのような感じだ、横に3人がゆったり座れそうな横幅で広々している、画像はネット上から拝借

 

新型「Transporter T6」は日本で使うには少々大きいか?

キャンピングカーのような使い方だと毎日乗る訳でもないのでこの車幅は何とかなると思う。しかし日常乗る車なら少々扱いずらい大きさだろう。
そういった意味では先代のT5も正規で日本に入って来ていないのが良く分かる。大きすぎて売れないのだ。
だが長期間所有するには飽きが来ないで非常に良いと思う、日本でも隠れファンが多い車である。
やはり日本ではハイエースだろうか?

今回はこのへんで
では