レクサスLXが切り込む国内高級SUVマーケット

レクサスLXが日本でも発売になった。この車はランクル200のレクサス版だがレクサスのフラグシップSUVということもあり内容は非常に充実している。
そして国内では高級SUVのマーケットは大きくは無いが一定の需要があるマーケットだ。
レクサスLXリア画像
↑ レクサスLXのリア画像、後ろ姿はあっさりしていて都会的な印象を受ける、最近のSUVのデザインはあっさりしていて都会的なモノが多い、画像はレクサスサイトより拝借

レクサスLXのレクサスたる所以

レクサスLXはランクル200をベースとし基本的な骨格は同じだが全く異なる車と考えた方が分かり易い(ボディーサイズも少し長いがほぼ同じ)。
エンジンはランクル200の4.6L(318PS/46.9kgm)に対して5.7L(377PS/54.5kgm)を積む。これに伴いミッションについてもランクル200の6ATに対してレクサスLXは8ATを積む。
レクサスLXエンジン
元となるランクル200でも十分クオリティーは高いが、レクサスLXではSUVのフラグシップとしてさらに作り込まれているようだ。これなら十分ヨーロッパのライバル達と張り合えるのではないだろうか。
管理人TomTomが思うに日本ではこのクラスのSUVでダートを走る人は大変少ないと思うのだが各社4WD機能を非常に充実させている。しかしながらヨーロッパでは自分の家の敷地にダートがあったり、アメリカでは未舗装路も数多くあるので4WD機構を使用する機会は多いと思われる。
レクサスLXで残念なのは元々北米向けの車だからかディーゼルエンジンの設定が無い事だ。このクラスはヨーロッパのライバル車はクリーンディーゼルのラインアップを増やしているのだ。
レクサスLXの日本での価格は1,100万円(税込)となっている。
レクサスLXのフロント画像
↑ レクサスLXのフロント画像、レクサスの車であることがすぐに分かるスピンドルグリル、全体的にあっさりしたデザインだがフロントグリルは少しごちゃごちゃしている印象がある、画像はレクサスサイトより拝借

レクサスLXのサイド画像
↑ レクサスLXのサイド画像、レクサスNXのような過激なデザインではなく落ち着いた感じ、タイヤホイールは標準が20インチでオプションで18インチと21インチが選べるところが実質的だ、画像はレクサスサイトより拝借

レクサスLXのインパネ
↑ レクサスLXのインパネ、非常に高級感のあるインパネ、外観と同じくコンサバな印象を受ける、冒険は無いが落ち着けそうな内装だ、画像はレクサスサイトより拝借

レクサスLXの国内でのライバルは?

日本で1,000万円を超える価格帯の高級SUVでレクサスLXのライバルとなるだろうと思われる車種は次のようなところだ。

メルセデス

Gクラス(10,180,000円~34,100,000円、クリーンディーゼルあり)
メルセデスGクラス

GLクラス(10,000,000円~18,360,000円、クリーンディーゼルあり)
メルセデスGLクラス

ランドローバー

レンジローバー(13,380,000万円~26,090,000円、UKではクリーンディーゼル/ハイブリッドディーゼルあり、日本ではガソリンのみ)
ランドローバーのレンジローバー

ポルシェ

カイエン(8,590,909円~22,350,000円)
ポルシェのカイエン

上記いずれのモデルにしても動力性能、安全性能、室内の快適性は素晴らしいモノがある。

日本の高級SUVマーケット

現在のところ国産車でこのクラスのSUVは皆無だ。それだけにライバルとなるヨーロッパの高級SUVと張り合って行かねばならない。
レクサスLXが国内のこのマーケットにどれだけ食い込めるかが非常に興味深いところだ。ハードウェアとしてのデザイン、性能、快適性は十分ライバルと張り合えるだけのモノは持っているしすでに北米で鍛え上げられている。
日本ではランクル200の存在感が大きいだけに、価格が倍近いレクサスLXへ顧客の目が向くかどうかだと思う。もし管理人TomTomが購入するとするとランクル200を選択してしまうだろう。
このあたりのランクル200との差別化が課題になると思う。

今回はこのへんで
では