シビックツアラーという車はヨーロッパでのみで発売されているモデルだ。2013年のフランクフルトショーでワールドプレミアされている。
今回2015年フランクフルトショーで発表されたのはシビックツアラーの「アクティブライフコンセプト」というロードバイクを使ったスタディーモデルだ。
自転車を使ったスタディーモデルは良くある事
ロードバイクを使ったコンセプトモデルはクロスオーバー車やピープルムーバーと相性が良い。ヘルシーなイメージだしロードバイクを積載するのにラゲッジスペースが必要だからだ。
こうした例は現在のBMWの2シリーズのアクティブツアラーのコンセプトモデル、「コンセプト アクティブツアラーアウトドア」が記憶に新しい。今回の「Civic Tourer Active Life concept」についても同様の試みが行われている。
「Civic Tourer Active Life concept」は車の使い方を提案
人間2名とロードバイク2台を車内に積み込んで出かけようというコンセプトだ。ロードバイクは前輪を取り外しラゲッジに設置された専用のキャリアで固定される。取り外した前輪も固定できるようになっている。
ちなみに使用されているロードバイクはデ・ローザだ。
↑ Civic Tourer Active Life conceptのリアゲートを開けたところ、ワゴンやクロスオーバーとロードバイクは相性が良いみたいだ、これがマウンテンバイクならドロドロになるので室内に積もうなんて考えない、よく見ると照明が付いていたり伸縮式の雨除けのシェードが付いていたりする、ロードバイクはこの状態からどのように積み込むのか不明だが2台を積める、ルーフボックスには細かい装備を収納できるようになっている、画像はネット上から拝借
↑ Civic Tourer Active Life conceptのラゲッジ画像、フロアが掘り下げられていて天地方向の長さを稼いでいる、カッコは良いがスペース効率の悪い積載方法だ、ホイールハウス辺りは全面的に覆ってツールボックスとしているところが安直だ、全体的に詰めが甘くもっとロードバイクの乗り方を研究すべき、画像はネット上から拝借
↑ Civic Tourer Active Life conceptのラゲッジ構造画像、後方へ張り出しているロードバイクはどのような状態なのであろうか?180度回すことができるのだろうか分からない、ロードバイクのサイズによって天地方向の長さが足りずサドルを外すようになりそうだ、画像はネット上から拝借
↑ Civic Tourer Active Life conceptのリア画像、リアバンパー下はオリジナルとは異なる仕上げがされている、ルーフが塗り分けられてなんと言ったらよいか分からないが不思議な印象がある、画像はネット上から拝借
↑ Civic Tourer Active Life conceptのサイド画像、ボンネット辺りはシビックそのもの、Bピラーから後ろは伸びやかなワゴン形状となっている、フェンダーアーチの樹脂パーツは元々ついている、画像はネット上から拝借
↑ Civic Tourer Active Life conceptの室内画像、青いアクセントが入りクリーンなイメージを作っている、ベース車両とそれほど変わりはない、画像はネット上から拝借
自転車の車載方法は別のページで詳しく説明しているのでご参考にされたい。
シビックツアラーは元々こういう車
↑ オリジナルのシビックツアラーのフロント画像、フロント部分はシビックそのもの、リア部分はマークⅡブリッド風だ、画像はメーカーサイトより拝借
↑ シビックツアラーのサイド画像、全体的には伸びやかなシルエットだがルーフの後端の処理が独特だ、リアドアのドアハンドルはうまくブラックアウトされて隠されていてスッキリしている、画像はメーカーサイトより拝借
↑ シビックツアラーのリア画像、よく見るとルーフ後端は落ち込んでいるのではなくフロントから同じ高さだ、サイドのデザインで落ちているような効果を見せている、画像はメーカーサイトより拝借
シビックツアラーには1.8Lガソリンエンジンと1.6Lのディーゼルターボの2種のエンジンがある。
今回は1.6Lディーゼルターボモデルのスペックを紹介する。
サイズ:全長4,590mm×全幅1,770mm×全高1,485mm
最高出力:120PS/4,000rpm
最大トルク:300Nm/2,000rpm
エンジン:1.6Lディーゼルターボ i-DTEC
車両重量:1,440kg
燃費:コンバインド26.3km/L
シビックツアラーに限らずヨーロッパではワゴンボディーの人気が高く各社が非常に力を入れている。そして車の出来もかなりレベルが高いが何故か日本には未導入モデルが多い。
トヨタでもオーリスツーリングスポーツという日本には導入されていないモデルがありこちらも素晴らしい出来だ。
今回はこのへんで
では