ドリフトっていう競技は見ててあまり面白くない煙で見えないから、煙の出ないタイヤは無いのか?

時々ドリフト競技をテレビやインターネットの動画で観戦するのだがその時にいつも思う事がある。
タイヤスモークで肝心の車の挙動が見えないのだ。
それにコースが短くってあれっもう終わったのという感じなのだ。
TEAM MORI with GOODYEARの高山健司選手
↑ TEAM MORI with GOODYEARの高山健司選手、これだけ極太のタイヤをパワーオンドリフトし続けるのは凄いパワーが必要だ、グッドイヤーのWebページより拝借

モータースポーツにおいてD1グランプリの商業化は素晴らしい

ドリフトっていう競技を商業化した事は非常に素晴らしいと思う。
現在の形になるまでには紆余曲折あったようだがこれまで人気を博するのは凄いと思う。

特にアメリカでの商業化が素晴らしい。
アメリカでの人気の高さから参戦するメーカーやドライバー等々もアメリカを中心として活動しているようだ。

単純にドリフトと言っても

ご存じのように純粋に技術としてのドリフトの定義はイロイロある。
この中でドリフト競技で使われているのは、ほぼパワードオンドリフトと言うアクセルオンでのドリフトだ。

競技の性格上、長い間ドリフトアングルを保つ事、それに速度が高い事というのがドリフト競技の特徴となっている。
そのために競技車両は太いタイヤを履くにもかかわらずこの姿勢をキープするために非常に大パワーとなっている。
さらにドリフトアングルを深く取るためにステアリングの切り角を拡張したモノとなっているのが特徴的だ。

つまり現在のドリフト競技のマシンはパワーオンドリフト専用マシンなのだ。

見ていて楽しいドリフトって?

管理人TomTomがドリフト関連でこれは凄い!と思うのがケンブロックのジムカーナと呼ばれているプロモーションビデオだ。
これも確かにドリフトなのだが、非常に緻密で正確なドリフトをする。
使用されるマシンが全く異なり4WDのWRCマシンに近いモノを使い基本的に1台で走るので車の挙動が良く見える。
加えてビデオはかなり長い内容となっていて様々な山場が登場するようにストーリー性がある。

これに対してドリフト競技は2台でバトル形式を取り、そのドリフト姿勢の採点で優劣を決める。
ドリフト競技で良く分からないのがこの採点なのだ。
ドリフト競技の素人から見るとどちらが優れているとか点数が高いとか全く分からない。いつも予想が外れるのだ。
この採点の部分ももう少し素人に分かるようなものにしてはどうだろうか。

それにはタイヤスモークで車の挙動が良く見えないという部分も少しマイナスに働いているかもしれない。

いろんなドリフトの部門を作ったらどうだろう?

管理人TomTomがドリフト競技を見ていて思うのはパワーオンドリフトだけではなく他の種類のドリフトも見せてほしいと思ったのだった。
決して現在のドリフト競技が簡単とは言わないがもう少しストーリ性があれば良いと思うのだ。

例えばパワーオンドリフトの部とか慣性ドリフトの部とかがあっても良い。
要するにワンパターンのドリフトでは無くて多彩なドリフトを見せてはどうなんだろうという感じだ。

現在のドリフト競技の振り返しを見ていると車の挙動がシャープでは無くWRCのほうが速くて正確だし見ていて気持ち良い。
たぶんこれはパワーオンドリフト専用のマシンとなっている事に起因すると思う。

もっと路面ミューを下げたタイヤスモークの出ない形は出来ないのか?

冒頭にも書いたようにドリフト競技を見ていて邪魔なのがタイヤスモークだ。
本当にモクモクとタイヤスモークが出るので肝心の車の挙動が良く分からない事が多い。
それに接近戦を行っているドライバー自身も結構怖い思いをしているのではないだろうか。

ココから書くことは商業的には難しいかもしれないだろうがファンが見やすい面白い競技とするために考えてみたことだ。

既存のサーキットや会場でドリフト競技を行うからこういうことになると思うのだ。
ラリークロスのような締まったダートとかアスファルトに水を撒くとか路面のミューを下げる何かしらの工夫が欲しい。

またタイヤメーカーはタイヤスモークの出ないドリフト競技専用タイヤを作っても良いだろう。

そして様々なドリフトの種類や部門を作ってみても面白いだろうと思うのだ。

今回はこのへんで
では