日頃から気になっていた事を試しているメディアがあるんだなぁと感心した。
というのは以前から気になっている86とNDロードスターはどちらが速いのかという事なのだ。
もちろん日本ではNDロードスターは1.5Lなので直接比較という訳にはいかないが、ヨーロッパだと双方とも2.0LのNA同士という事で比較対象になるのだ。
↑ UKのNDロードスター、UKでは1.5Lと2.0Lが選択できる、本来はこれがベストだろうが日本では実現していない、画像はUKのメーカーサイトより拝借
↑ UKのGT86、こちらは日本とほとんど内容に変わりは無い、発売からかなり時間が経っているにもかかわらずこうした比較記事が出てくるのはこのクラスの後輪駆動車が他に無いからだろう、両車は世界的にも貴重な後輪駆動車なのだ、画像はUKのメーカーサイトより拝借
UKでの86とNDロードスターのスペックを再確認してみる
改めてこの2台のスペックを簡単に紹介すると次のようになる。
86(GT86)
エンジン:2.0L水平対向4気筒NA
最高出力:200hp
最大トルク:205Nm
車重:1,239kg
パワーウェイトレシオ:6.20kg/hp
NDロードスター(MX-5)
エンジン:2.0L直列4気筒NA
最高出力:160hp
最大トルク:200Nm
車重:1,075kg
パワーウェイトレシオ:6.72kg/hp
スペックだけを見ると馬力もパワーウェイトレシオも86のほうが上なのだ。
当然86のほうが速いと予想できる、管理人TomTomもそう考えていた。
ところが実際にサーキットを走らせてみると
下に貼り付けたAuto EXPRESSのYoutubeの動画を見ていただけるとタイムの比較が出てくるので一目瞭然だ。
この動画はUKにあるBlyton Parkというサーキットを走った際のものだ。
気になる結果としては意外な事にMX-5のほうがわずかにラップタイムが速い。
- GT86:1分15秒9
- MX-5:1分15秒4
スペック面だけを見ると圧倒的に86有利なのだが勝負はコンマ5秒の差でMX-5なのだ。
スペックには現れない速さとか気持ち良さとか
この動画を見て非常に印象的なのがSteve Sutcliffeというレポーターのオッサン(失礼!)が非常に気持ち良さそうにドライビングしているという事だ。それは86でもNDロードスターでも変わらずヘラヘラしながらドライビングしているのだ。
やはりスポーツドライビングはこうでなくっちゃいけないという見本のようだ。
管理人TomTomは以前NCロードスター(6ATだが)に乗っていてサーキットへも持ち込んでいた。しかしながらコーナーでの速さという点ではこれほどのモノでは無かったように思う。
今回のNDロードスターはオープンであるが故のボディー剛性も含めてこうした楽しく走れる車になっているようなのだ。
そしてパワーで勝る86と同等以上のタイムを叩きだすところを見るとコーナリング速度が格段に上がっていると容易に想像できる。
管理人TomTomはNDロードスターはスポーツ走行時におけるオープンであるが故のハンディーがあると思っていたがどうも杞憂のようだ。
やはり車は軽くて小さいという事に限ると改めて感じた。
今回はこのへんで
では