映画化なんて非常にアメリカ的なお話ではないか!
今回のVWのEA189エンジン排ガス不正問題を映画化しようとする動きがあるらしいとロイターが報じている。
俳優レオナルド・ディカプリオさんの映画制作会社がVWのEA189エンジン排ガス不正問題の未出版本の映画化権を獲得したという事だ。
アメリカのビジネスはスピード感がある
実際まだ何も解明されていない段階で誰が書くのか良く分からない暴露本の映画化権を買い取ったという事だ。
先走りも甚だしいがこれがアメリカのビジネスのスピード感だという事だろう。
ある意味素晴らしい。
VW側の対応は遅々として進んでいないように見える
VW側のいくつかの動きはあるようだがユーザーにとってはあまり進展が無いように見える。
問題が世界中を巻き込むだけに慎重になるのはやむ負えないだろう。
リコール対策は2016年1月より開始するとの発表はあったが具体的な内容は不明だ。
何らかの具体的な動きを早く見せてほしいものだ。
VWは来季のモータースポーツからも撤退か
現在VWグループが参加しているモータースポーツは数多い。
有名なところではWRCやWECなどだろう。
ブランドとしてはVW、AUDI、PORCHEを含みモータースポーツから撤退するだろうとの予測が出ている。
これから発生するだろうと思われる制裁金や訴訟費用等の事を考えれば妥当な選択だと思う。
モータースポーツ界も少し寂しくなる。
ヨーロッパの他の自動車メーカーへの影響
VWのEA189エンジン排ガス不正問題の余波でヨーロッパではディーゼルエンジンに関するあらゆることが見直される可能性がある。
ヨーロッパの他の自動車メーカーはディーゼルエンジンに代わる有力なパワートレインを持たないメーカーがある。
ディーゼルエンジン問題がこじれると他のパワートレインでもって排ガス規制や燃費の総量規制を乗り切る必要がある。
その際に一番有力なのがハイブリッドなのだが、これを持たないメーカーはその開発のために莫大な資金が必要になるだろうとの観測がある。
ひょっとしたらヨーロッパの自動車メーカー、いや世界中の自動車メーカーを巻き込んだ再編成の引き金になるかもしれない。
VWのEA189エンジン排ガス不正問題シリーズ記事
「VW排ガス不正」というカテゴリーを作ったので見て下さい。
今回はこのへんで
では