ここのところ日産と言えば「技術の日産」と言うキャッチで自動運転を盛んにコマーシャルしているのが目立つ。
それ以外は大人しい日産だが東京モーターショーではいくつかのコンセプトカーを発表している。
今回はその中でも「IDS Concept」を見てみよう。
日産の東京モーターショー2015に対するスタンス
北米の日産サイトを見ると日本とはラインアップが全く異なるのが分かる。
日本では目立つ車が少ないが北米ではスッキリしてなかなか良いデザインの車が多い。
グローバルな自動車メーカーはやはり北米とヨーロッパそして中国を向いているということなのだ。
その中でも日産は日本と北米とのモデルラインアップが大きく異なる自動車メーカーの1つだ。
こうしたスタンスの日産なので今回の東京モーターショー2015の出展内容を見るとそれが表れている。
出展されたコンセプトカーは4種ありその中でも時期のリーフという立ち位置の「IDS Concept」がなかなか良い出来だと思う。
現行リーフはまだ5年しか経っていない
これは意外だったのだがリーフが発売開始されてからまだ5年しか経っていない。
それほどEVの代名詞となったという事なのだろう。
現行リーフはオーナーさんには申し訳ないがどうにもカッコ良くない。
全体のシルエットはまだ良いとしても細部のデザインはシャープさが無くって鈍重に見える。
何度かマイナーチェンジしているのだから変えたら良いのにと思っていたが変わらない。
今月2015年11月には航続距離を伸ばしたモデルを発表する予定となっている。
EVとしての機能は確実に進歩している。
「IDS Concept」はなかなかカッコよろし
↑ 「IDS Concept」のフロント画像、分厚く煩雑なフロント部分だがなかなか斬新なフロント部分、バンパー下部のリップスポイラーはちょっとやり過ぎの感がある、非常に空力が良さそうなデザインだ
↑ 「IDS Concept」のサイド画像、現行リーフの雰囲気を少し残したシルエットはうまく作られている、グラスエリアは非常に小さくチョップドトップのようだ、各部は過激なデザインだが全体的には良くまとまっている
↑ 「IDS Concept」のリア画像その2、コンセプトカーだけにドアは画像のように観音開きとなっている、リア部分も現行リーフの雰囲気を良く残している、バンパー下はスポイラーやデフューザーが付く、タイヤは大径だが幅が細く最新の技術トレンドを取り入れている
「IDS Concept」のデザインを見てみると全体的には良くまとまっていて現行リーフの雰囲気も良く残っている。
細部はコンセプトカーらしくオーバーデコレーションだが良く練られたデザインであることが分かる。
全体的にはなかなか良いデザインだと思った。
各部にはEVらしく空力と走行抵抗を低減するための方策が見える。
特に大径幅狭のタイヤ採用はBMWのi3以来となるかもしれない(交換にいくらかかるのだろう?)。
そういえば日産は以前に「IDx」というコンセプトカーを発表していたがどうなったのだろう。
ちょっと懐古主義なデザインだがこちらも良いデザインだったので発売してほしいモノだ。
今回はこのへんで
では