北米での日産のラインアップは非常に魅力的なのだ。
セダンでは日本ではスカイラインが受け持つ中型セダンのレンジが北米専用車のアルティマとマキシマという車だ。
最近2016年モデルが発表されたが普段あまり見ないアルティマとマキシマというセダンを見てみた。
北米での日産ブランドでのセダンラインアップ
北米での日産のセダンラインアップは小さいモデルから次のようになっている。
- VERSA
- SENTRA
- ALTIMA
- MAXIMA
一見モデル数が少なく思えるが日産は北米ではインフィニティーブランドでも展開しているので実に豊富なラインアップとなっている。
インフィニティーでは日産ブランドとは別に2種のセダンをラインアップしている。
アルティマとマキシマの立ち位置
同じ車台を使った兄弟車のような設定だがマキシマのほうが上級と位置付けられている。
マキシマのほうがボディーもほんの少しだけ大きいしエンジンも強力なモノを積んでいる。
ここはもう少し差別化をしてそれぞれの特徴を出した方が良いだろう。
アルティマ2016のスペックと画像
サイズ:全長4,874mm×全幅1,829mm×全高1,468mm
ホイールベース:2,776mm
2.5Lモデル
エンジン:2.5L 4気筒ガソリンエンジン
最高出力:182hp/6,000rpm
最大トルク:244Nm
タイヤホイール:215/60R16、7J×16
車両重量:1,450kg
3.5Lモデル
エンジン:3.5L V6ガソリンエンジン
最高出力:270hp/6,400rpm
最大トルク:340Nm
タイヤホイール:235/45R18、7.5J×18
車両重量:1,547kg
ミッション:CVT
サスペンション:前ストラット、後マルチリンク
↑ アルティマ2016の外観画像、全体的にメリハリがあり躍動感のあるデザインだ、特に2016モデルはヘッドライト付近がブラッシュアップされて目力が強力になった、個人的にはマツダのアテンザあたりよりはこちらのデザインのほうが好きだ、日本では話題にならないが良いデザインだと思う、画像はメーカーサイトより拝借
↑ アルティマ2016の車内画像、一時期の日産臭さは抜けてスッキリしたデザインになった室内、陳腐な感じは無くなって質実剛健ラインへ転向したようだ、シンプルで飽きがこないデザインになっている、画像はメーカーサイトより拝借
↑ アルティマ2016のオプションのドア下ライティング画像、これは点灯時は常時点いているのかどうか分からないがサイドシル下の照明のオプション、子供だましのようだが意外と流行るかも、画像はメーカーサイトより拝借
マキシマ2016のスペックと画像
サイズ:全長4,897mm(+23)×全幅1,859mm(+30)×全高1,435mm(-33)
※( )内はアルティマ2016との比較
ホイールベース:2,776mm
エンジン:3.5L V6ガソリンエンジン
最高出力:300hp/6,400rpm
最大トルク:353Nm
タイヤホイール:245/40R19、8J×19
車両重量:1,616kg
ミッション:CVT
サスペンション:前ストラット、後マルチリンク
↑ マキシマ2016の外観画像、マキシマはアルティマよりも少しだけスポーティーな演出がなされている、細かいところは差別化されているがほぼ同じ外装となっているようだ、もう少し差別化したら良いと思うのだが、画像はメーカーサイトより拝借
↑ マキシマ2016の室内画像、マキシマはアルティマよりも室内の作り込みが芸が細かいし高級感もある、タンカラーのシートは良い感じだ、キルティングのシートがちょっと古臭いが高級感はある、画像はメーカーサイトより拝借
↑ マキシマ2016のオプションのブラックホイールとドア下照明、アルティマと同じようにマキシマにもドア下のライティングがオプションで用意されている、さらにブラックのアルミホイールも用意されてスポーティーな印象だ、画像はメーカーサイトより拝借
最近の日産デザインはこそっとカッコ良い
北米の日産車を見ているとここ何年かのモデルは大変カッコ良いモデルが多い。
これはセダンでもそうだしSUVでも共通したアイデンティティーが感じられる。
それでも各モデルは同質化する事無くキチンと区別が付くのはデザインがうまいからだろう。
一方同じ日産の北米ブランドのインフィニティーはサイズは異なるが同質で別のモデルを見ても区別が付かない事もある。
これはブランドのアイデンティティーが強すぎるのではないかと思うのだ。
もう少しブランドのアイデンティティーを弱めて各モデルの個性を発揮した方が良いだろうと思った。
今回はこのへんで
では