光岡自動車と言えば日本の自動車メーカーでも非常に特異な存在だ。
大手自動車メーカーの車台を利用してオリジナル車を生産しているメーカーだ。
言わば日本版コーチビルダーと言うところだが車両の形式認定等のお役所関係は苦労すると聞く。
光岡自動車にはヒミコというオープン2シーターモデルがあり中身はNCロードスターなのだ。
今回はこのヒミコを見てみよう。
光岡自動車という自動車メーカー
管理人TomTomは残念ながら光岡自動車とは全く接点が無い。
このブログで取り上げるのも初めてになる。
他の自動車メーカーのモデルをベースにして新たな自動車を作ってしまうという形は日本では数が少ない。
というか全く例を見ないのではないのだろうか。
ベース車があるという意味ではチューニングという形ではかつてトミーカイラ等があり非常に有名だった。
しかし自動車メーカーとしての扱いでこうした形は光岡自動車だけなのだ。
それだけに非常に貴重な存在だと思う。
ヒミコのスペックにはビックリした
サイズ:全長4,575mm(+555)×全幅1,725mm(+5)×全高1,270mm(+15)
ホイールベース:3,030mm(+700)
エンジン:2.0L直列4気筒ガソリン
最大出力:162PS/6,700rpm
最大トルク:189Nm/5,000rpm
ミッション:6AT
サスペンション:前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンク
ブレーキ:前ベンチレーティッドディスク、後ディスク
タイヤホイール:205/50R16、6.5J×16
ルーフ:電動格納式ハードトップ
車両重量:1,280kg(+110)
車体色:36色、481パターン
価格:4,914,000円~
※( )内はNCロードスターとの比較
管理人TomTomがビックリしたのはNCロードスターのボディーパネルを挿げ替えただけではなくホイールベースも延長されている事だ。
ボディーパネルはイロイロ工作できると思うのだがホイールベースを弄ってしまうというのは大変な事なのだ。
非常に大がかりな車台の改造を行っていて手間が掛かっているという事なのだ。
これは光岡自動車に対する認識を変えなければならない。
光岡自動車には失礼な言い方かもしれないがもっと簡単な車作りをしていると思ったからだ。
ヒミコの画像
外装はどこかで見たことがあるような無いような微妙なイメージだが確かにインパクトは強い。
光岡自動車の各モデルはこうした少し古い車のイメージを出しているモデルが多い。
↑ 光岡ヒミコの外装画像、冒頭のリアからの画像も含めてこれがNCロードスターとは思えない外装、ホイールベースにも手が入っていて手間の掛かっている事が分かる、画像はメーカーサイトより拝借
↑ 光岡ヒミコのインパネ画像、基本的にはNCロードスターと同じ内装だ、各部に革があしらわれて上品に仕上げられている、画像はメーカーサイトより拝借
もう少しオリジナリティーが欲しい
欲を言えばもう少しオリジナリティーが欲しいと思う。
このデザインのベースとなった車とはさらなる差別化が必要かもしれない。
いずれにしても日本では特異な自動車メーカーである光岡自動車には頑張ってほしいところだ。
↑ モーガンのエアロ8、クラシックなモデルもあるが最新式はこういうデザインになっている、モーガンオリジナルデザインの現代的な解釈なのだ、画像はメーカーサイトより拝借
今回はこのへんで
では