マツダのSKYACTIV-D 1.5Lエンジンは日本ではデミオやCX-3に積まれて非常に評判が良い。
このエンジンをもっとほかの車種に展開しようというのは自然の成り行きだろう。
ただヨーロッパではVWのディーゼル排ガス問題があるので微妙なところだがやはりディーゼルは非常に重要なのだ。
日本ではアクセラ ヨーロッパではMazda3という名前で出ています
ヨーロッパでのマツダの車種名は非常に単純でデミオはMazda2だしアクセラはMazda3となっている。
BMWのように車種とエンジンの組み合わせではないが単純に良く分かる。
ただし名前からは積んでいるエンジンが分からない。
現在ヨーロッパでのデミオ(Mazda2)は1.3Lと1.5Lガソリン、それに1.5Lディーゼルのモデルがある。
これに対してヨーロッパでのアクセラ(Mazda3)は1.5Lと2.0Lガソリン(2種)、2.2Lディーゼルのモデルがある。
このアクセラ(Mazda3)に対してデミオ(Mazda2)の1.5Lディーゼルエンジンを今回積んだという事だ。
アクセラ(Mazda3)のボディーに1.5Lディーゼルはどうなのだろう?
今回アクセラ(Mazda3)に積まれることになったSKYACTIV-Dの1.5Lディーゼルエンジンは105HP/270Nmと日本仕様と全く同様のスペックとなっている。
アクセラ(Mazda3)のボディーに積まれると明らかにデミオよりは大人しい動力性能になる事が予想される。
アクセラ(Mazda3)1.5Lディーゼルの燃費は26.3km/L(Combined)と発表されている。
これは現在の2.2Lディーゼルモデルの24.4km/Lよりも少しだけ良い数値だ。
動力性能的にはあまり期待できないが非常に実用的な省燃費車という位置付けという事だろう。
このクラスは激戦区
アクセラ(Mazda3)が属するCセグメントのハッチバック車はヨーロッパでは非常な激戦区なのだ。
VWのゴルフをはじめ強力なライバルが目白押し状態となっている。
ライバルが多いだけに外観、内装、品質、燃費、実用性の高次元なモデルが必要なのだ。
それにVWがディーゼル排ガス問題で足踏みをしている間に対抗馬をぶつけておこうという戦略なのだろう。
ちなみにゴルフでは1.6Lディーゼル110PSのラインアップがあるのでこれとモロにライバルとなる。
これもVWディーゼル排ガス問題のひとつの現れ方なのだろう。
今回はこのへんで
では