メルセデス「AMG GT R」の噂 2016年の終わりに出てくるかも

どうもメルセデスは「AMG GT」の上位バージョンの「AMG GT R」を画策しているようだ。
「AMG GT」ポルシェの911に対抗すべく企画された車だがライバルと同じくGTとGTSのバリエーションを持つ。
さらにその上に「AMG GT R」をラインアップするのだが機構的に少々異なる性格が付けられるようだ。
「AMG GT」と「AMG GTS」のスペックは以前の記事に詳しいのでそちらを参照されたい。
メルセデスAMG GTのフロント画像
↑ メルセデスAMG GTのフロント画像、これは発売済みのAMG GTの画像だ、今回噂のある「AMG GT R」はすでに路上でのテストが行われているようで結構真実味のあるお話のようだ、画像はメーカーサイトより拝借

「AMG GT」の成り立ち

以前から言われている事だが「AMG GT」はポルシェ911に対抗すべくメルセデスがスポーツカーとしてのフラッグシップカーとして設定した車だ。
従って動力性能はもちろんドライビングしていて気持ちの良い部分であるとか質感や魅力的な外観等々非常に気を使った車となっている。

そしてライバルライバルポルシェが911カレラとカレラSをラインアップするように「AMG GT」と「AMG GTS」をラインアップする。
しかしライバルポルシェは911カレラSの上位に911GTSや911GTS RSのラインアップがある。
911はそういう意味では奥の深い車としてポルシェが作り上げているのだ。

メルセデス「AMG GT」はこれらのポルシェ911の上位モデルに対抗すべく「AMG GT R」を設定するという事なのだ。

「AMG GT R」はこれまでと少々異なった路線!?

エンジンは4.0Lから5.5Lの550HPとなりボディーは軽量化が施される。
さらにより大径のタイヤホイール、固められたサスペンション、強力なブレーキを装備する。
この結果「AMG GTS」の0-100km/h加速3.8秒に対して「AMG GT R」は3.4秒になる見込みだ。
またミッションは7速から9速になり駆動方式も全く新しい4WDとなると言われている。

世界のスーパースポーツはトランクションのためか4WDになってしまうのはやむ負えないのだろうか。

いわばトラックエディションのような存在なのか

世界のスーパースポーツカーにはロードゴーイングバージョンとよりハードな性能を追求したトラックエディションのような構成を取る場合が多い。
ライバルのポルシェには911GT3 RSがあり、日産のGT-Rにもトラックエディションがある。
こうしたより走りを追求したハードで純粋に性能を突き詰めたラインアップがあるのは自然な流れのようにも思える。

ただこうした非常にハードな走りに振ったモデルの性格が各自動車メーカーで異なるのは面白い事だ。
ヒラヒラ感をより強調した車や動力性能を強調した車、もっと異なったアプローチをする車と様々だ。

ちょっと気になるのは世界はエコの流れにあり化石燃料から他のエネルギーへとシフトしている時代だ。
その化石燃料を使用した車の終焉となりろうそくが寿命前に明るくなるように車の世界もパワーを競うのだろうか。
この傾向は今に始まったものでは無いが最近はこの傾向が強いように思える。
この傾向はヨーロッパでもアメリカでも同じようだが、まだまだこうしたスポーツカーの時代がしばらく続くのだろうか。

今回はこのへんで
では