バハ・ポルタレグレ500に参加したアウトランダーPHEVを以前紹介した。
先日見てきた大阪モーターショー2015でも展示があったので細部を見てみた。
実戦に出た車両なのかどうかはハッキリしないがイロイロ発見があった。
オーバーフェンダーが凄い事になっている
間近で見ると大幅に拡幅されたフェンダーが目に付く。
片側で15cmほどもあるだろうか、それに合わせてトレッドを拡幅しているのが良く分かる。
それでもタイヤはフェンダーからはみ出ているのだった。
競技車の室内は参考になる
いこういった競技車の室内の作りは参考になる事が多い、特にペダル周りが面白かった。
フットボックスは鉄かアルミか不明だが踵を置く部分とフットレストが一体で成型してある。
これは良いアイディアだと思った、市販しても良いと思う。
ブレーキペダルは同じ素材で作ってあり踏みやすそうだ。
ロールケージに隠れて見えないがアクセルペダルは市販車と同じ樹脂のモノが付いている。
ダッシュボードはほぼ市販車と同じでローケージがダッシュ貫通となっていてメーカーの仕事らしく綺麗な出来栄えだ。
ボディー下回り
大径タイヤホイールの効果もあり、かなり車高が上がっている。
車高が上がっているにもかかわらずフロントにはネガティブキャンバーが目で見てすぐに分かるほど付いていた。
どうやってネガティブキャンバーを付けているのか聞いてみたかったのだがそのチャンスは無かった。
想像するにロアアームを延長しているのではなかろうか。
ガード類は特別ゴッツイモノが付いている訳では無くいたって普通のモノだ。
どちらかと言うとラリーの性格からいうとガードが薄い。これはショーカーだからだろうか。
タイヤホイールは使い分けているようだ
タイヤホイールは近くで見る事が出来たのでサイズが判明した。
ファルケンタイヤに書いてあったのはLT285/65R18というサイズだった。
このタイヤホイールは実戦用なのか展示用なのかは不明だ。
ちなみにアジアクロスカントリーラリー2015の際のサイズが245/75R15だった。
コースにより使い分けているのかもしれない。
足回りはテイン
スプリングしか見えなかったが足回りはテインで組んであり以前のモノと同じようだ。
こうした競技用パーツをストリートに応用できないか?
競技用パーツは非常に高価で国際格式のラリー用スプリングダンパーセットなんか100万円くらいする。
そんな高いモノは買えないのでストリート用に20万円以下くらいで出しても面白いだろう。
アウトランダーPHEVはアウトドアで100Vコンセントが使えるとアピールしているがクロカンもできますよというのも面白いだろう。
EV用のチューニングパーツが登場してくるのは時間の問題かもしれない。
今回はこのへんで
では