EK9のブレーキ冷却性能向上策を施した さて効果のほどは?

管理人は友人のEK9の様子をいつも見ているが今回はブレーキダクト設置を行った。
といってもショップにお願いしたので本当に綺麗に設置できているので感心した。
サーキットを走ればどうなるだろうか?効果はあるのだろうか。

ブレーキ冷却は切実な問題

サーキットにしても峠を走るにしてもスポーツ走行においてブレーキの冷却は大変重要な問題だ。
ブレーキを酷使するコースでは冷却性能がモノを言うのは間違いない。

ブレーキを酷使し過ぎるとブレーキパッドがフェードを起こしてしまい本来の性能を発揮できなくなる。
さらに症状が進むとブレーキフルードにエア噛みを起こしてフカフカなブレーキペダルの踏み心地になってしまう。
こうなるともうお手上げなのだ。

EK9ブレーキダクト設置 バンパーのエアー取り入れ口
↑ EK9ブレーキダクト設置 バンパーのエアー取り入れ口、ショップで取り付けただけのことはありエア取り入れ口がバンパーにスッキリ収まっている

走るフィールドによっても冷却事情は異なる

例えばタイトで直線がほとんど無いようなラリーの林道のようなコースであればブレーキが冷却される暇が無い。
逆にサーキットで直線がかなり取れるようなコースだと一時的にブレーキは高温にはなるがたっぷりと冷却のための時間が取れる。

レーシングカーや競技車の場合はある程度のブレーキ適温というのがあって温まらないと性能を発揮しない場合もある。
市販車の場合は寒い朝からいきなり動き出すわけだから冷え切った状態から制動力が立ち上がる必要がある。
おのずと使用目的によりブレーキに求められる要件は変わるという事だ。

EK9ブレーキダクト設置 バンパー裏からブレーキまでのダクトの様子その1
↑ EK9ブレーキダクト設置 バンパー裏からブレーキまでのダクトの様子その1、丈夫そうなダクトをしっかり取り付けてあるのが印象的

ダクト設置は効果的なブレーキの冷却手段

そこで走っていれば空気がブレーキに当たって冷却を行う事を実現するためにブレーキダクトを設置するのは良くあることだと思う。
前述したようにどれほどのブレーキの利用頻度で速度域はどれくらいなのかという事を考慮しなければならない。

ブレーキダクトはブレーキを適正な状態に保って制動性能をキープするというために設置するモノだ。
だが良く考えてみると市販車ではどこまでの高温を想定してブレーキを作っているのだろうか。
ここは自動車メーカーにも聞いてみたいところだ。
暑くなると間髪入れずに冷えるということで全体の温度を下げることが出来ればブレーキシステムにとっても耐久性等が上がるという効果もあるだろう。

EK9ブレーキダクト設置 バンパー裏からブレーキまでのダクトの様子その2
↑ EK9ブレーキダクト設置 バンパー裏からブレーキまでのダクトの様子その2、さすがに実績のあるショップだけあって素晴らしい出来だ

競技であればレギュレーションがあるのでブレーキダクトが設置可能かどうか分かるだろう。
逆にブレーキダクトを取り付けたためにトラブルが起きては元も子もないのでしっかり取り付ける事も必要だ。
86Racingではダクトも装備しているのでやはり効果はあり最終的にブレーキの負担は減るのだろうと思う。

TOYOTA 86「Racing」の装備

いつも走っているサーキットでブレーキの温度を測ってみたいと思った。

今回はこのへんで
では