テスラのプレスリリースを読むと今回のソフトウェアアップデートで自動運転を実現したようだ。
ついに来るべき時がやってきたと思うと同時に第1号がテスラという事に驚くのだった。
そういう意味ではテスラは自動運転の仕組みとしてはしっかりと実装済みだったという事だ。
ソフトウェアのアップデートで機能向上するテスラ
今回はテスラSのソフトウェアをアップデートすると自動運転を実現するという内容だ。
過去にテスラが無線でソフトウェアをアップデートする仕組みを持っているという記事を書いた。
正直言って管理人TomTomがビックリしたのはソフトウェアのみのバージョンアップで自動運転を実現する部分だ。
少し以前からアメリカではテスラで自動運転をする動画が話題になっていた。
これはアメリカ仕様のテスラだから実現できるのだろうと思っていたのだった。
だが日本に入っているテスラについてもハードウェア的には自動運転の機能を実装していたのだ。
日本のお役所が良く認可したものだ
良く考えてみるとアメリカ仕様と異なるハードウェアではコスト高になるのも当然の事だ。
だから同じ仕様の車を世界中に出荷していると考えた方が自然だ。
そんな仕組みを備えた車両を日本のお役所が良く認可したものだと今になって感心する。
さらに今回のソフトウェアのバージョンアップで自動運転を実現しユーザーに提供し始めたというのも凄い。
もちろんお役所がその機能をソフトウェアのアップデートで実現するということを認可してという事なのだ。
今回のテスラモデルSの自動運転の内容
テスラのプレスリリースによると次のような機能が実現している。
オートパイロット
・運転席前のメーターパネルには車線が表示されます。車線または前方の車両、またはその両方を認識すると、レバーを2回を押すことで、自動運転モードに変わります。車間距離や速度を指定すると、それに合わせて自動運転を行ないます。
・自動運転中もハンドルには手を置くことが前提ですが、ステアリングマークが表示されるとステアリングから手を離しても走行します。
・ブレーキを踏んだり、ステアリングを少し左右のどちらかに切ったりすると、オートパイロット機能が解除されます。
オートレーンチェンジ
・オートパイロットの実行時に、ウインカーを出すと、自動車の周囲360°の状況をセンサーで確認。自動的に車線を変更します。
・オートレーンチェンジは、米国ではステアリングにまったく振れずに車線を変更できますが、日本を含むその他で承認された国では、各国の規制に合わせてハンドルを握っている必要があります。
・隣の車線が混雑している場合など、自動でレーンチェンジができなかった際には、ウインカーを戻せば、オートレーンチェンジ機能が解除されます。隣の車線に移動する機能なので、高速道路のパーキングエリアや出口などで斜めに進む移動は、ドライバーが運転操作する必要があります。
オートパーク
・停止している自動車と自動車の間に、駐車可能なスペースを見つけ、可能だと判断すると、メーターパネルに「P」と表示されます。その後、ディスプレイ上に表示される開始ボタンをタップすると、自動的に駐車を開始します。
テスラの自動運転はかなりの事が出来る
上記の内容を見てかなりの内容が自動運転の対象となっているのが分かる。
オートパイロットなんてそのままにしておけば自動車専用道路であれば大丈夫そうだ。
例えば東京と大阪間をすべてオートパイロットで高速道路を走る事も可能ではないだろうか。
早く誰か試してほしいものだ。
大々的に宣伝していないのが興味深い
今回のテスラSの自動運転実現に関しては大々的に宣伝していないのが興味深い。
たぶんお役所からの指導が入っているのだろう。
後に続く自動車メーカーは先を越された形だが逆に道を作ってくれたのだから認可等は楽になるかもしれない。
ユーザーとしてはテスラの自動運転の精度がどれくらいなのかを確認したいと思う。
もし高速道を走っていてテスラがいたら周りはどうすれば良いのだろうか。
君子危うきに近寄らずにならなければ良いと思う。
ついついそんな事を考えてしまったのだった。
今回はこのへんで
では