ダイハツのトヨタ完全子会社に思う 非常に良い事これで1本筋が通る

ここのところ自動車メーカーに関してのニュースが多く報道されている。
昨日はフォードが日本から完全撤退するという残念なニュースが流れていた
今回はダイハツがトヨタの完全子会社になるというニュースだ。
今更ながらだがダイハツはまだトヨタの完全子会社では無かったという事に少し驚いたのだった。

現在のダイハツの状況

現在のダイハツは発行株式の51.19%をトヨタが所有している(ダイハツ株式の状況より)。
商法上でいうとトヨタの子会社で連結対象の会社となる。
という事で完全な100%子会社では無い。
これはある程度の自由度がある反面トヨタの意向も伺わなければならないという中途半端な状況でもあるだろう。

こうした背景があるという事を頭に入れると現在のダイハツの迷走状況が読み解けてくるかもしれない。
というのは最新車種のキャストが出た時に思ったのだが中途半端な商品だと思ったのだった。
安易に同一車台を3車種に展開したため一つ一つのモデルが中途半端なのだ。
車自体の質感や仕上がりは良いだけに製造技術は上々だが商品企画が全くなっていない。

ダイハツ「FT Concept」のフロント画像

ダイハツが完全にトヨタの完全子会社になったらどうなの?

管理人TomTomはダイハツがトヨタの完全子会社になったら商品企画がトヨタグループとして筋の通ったものになると思うのだった。
ご存知の通りダイハツはトヨタグループの中でも小型車と軽自動車を担当している。
ブーンやビーゴはダイハツが開発した車種だ。
これをトヨタでも別の名前のパッソやラッシュとして発売しているのだ。

トヨタラッシュ

トヨタグループ全体を見てみると小型車での一貫性が無い。
また最近ではダイハツの小型車の車種が前述の通り2車種だけになってしまい軽自動車専門メーカーのようになってしまっている。
さらにその軽自動車でもキャストのようにチグハグな事になっているのだった。

ダイハツの独自色が薄れてしまうと思われるが現在のチグハグな状況を打破するにはトヨタの完全子会社になる事も良い事だと思う。
トヨタの小型車戦略に組み入れられて1本筋の通ったモデル構成となり品質も上がると思う。

さらに管理人TomTomが期待するのは小型車のスポーティーカーが増えるてダイハツが元気になる事だ。。
現在トヨタでは一番小さいスポーティーカーはヴィッツとなっていてG’sがラインアップされている。
このヴィッツよりも小さい車でスポーティーカーが作られる事を期待してしまう。
かつてダイハツが作っていたストーリアX4やブーンX4のようなホットなモデルが欲しい

ブーンX4

ダイハツの軽自動車もリセットが必要だろう

ここのところ軽自動車は販売が低迷し失速している。
一時期の軽自動車の売れ行きが特別で現在の水準が本来のモノなのかもしれない。
だけど軽自動車も随分と多様化してきた。

ダイハツとスズキは軽自動車で良きライバルだがここ1年くらいは完全に出遅れてしまっている。
スズキはハスラーをはじめ魅力的な軽自動車を次々とマーケットに投入して気を吐いている。
管理人TomTomもハスラーやアルトワークスは非常に魅力的に見える。

ダイハツはちょっとチグハグになってしまった軽自動車を立てなさなければなるまい。
今回のダイハツのトヨタ完全子会社化はこうしたダイハツの弱いところを補完する動きとなると思う。
それにかつてのダイハツのように元気なコンパクトスポーツを送り出してほしいと思うのだ。

今回はこのへんで
では