オプションの全く無い素の718ケイマンってどうなんだろう?

管理人は何度かポルシェを買おうとしたことがある。
最初は新車の911を狙っていたがそうこうしているうちに価格が高くなってしまい断念。
その次にケイマンが出てきたのでディーラーまで何度も見に行ったものだ。
ただポルシェの常で豊富なオプション類が誘惑するのだった。
そこで日本でも発売開始されたポルシェ718ケイマンのオプションを考えてみたのだった。

新型718ケイマン グレーが素のケイマン ブルーがケイマンS

もともと庶民には高嶺の花のポルシェなのだ

エンスーにとってポルシェとフェラーリはいつは乗ってみたい車だろう。
管理人TomTomの場合はフェラーリは排気量と車幅が大きすぎてあまり興味がわかない。
さらに価格が浮世離れしていて範疇にも入らないという厳しい現実が立ちはだかっているのだった。

車の場合ちょっと頑張れば買える金額というのは人によってそれぞれだとは思うが管理人TomTomの場合は500万円~600万円という感覚だ。
よほどの高額所得者でない限り1000万以上の金額を車に投入するのは難しいという感じなのだ。
それでも絶対額としての600万円というのは長期ローンと清水の舞台から飛び降りるという行為が必要だろう。

しかも高額なスポーツカーを買うとなればメインカーとしては考えられずセカンドカーの位置付けだ。
家族を乗せる事が出来ないし高額車を普段乗りにする勇気も無い。
管理人TomTomの場合はこんな事があって未だにポルシェの購入は実現できずにいたのだった。

新型718ケイマン フロント上からの図

新型718ケイマン リア上からの図

中古車も怖くて手が出せない

現代のポルシェの信頼性は非常に高くて新車購入から5年くらいは故障という事はまずないだろう。

新車に対して中古車の場合はどうだろうか。
ポルシェが水冷になって久しいがどうせ中古車で手に入れるなら空冷のポルシェを狙ってみたいというのが人情だ。

その中古車のメンテだがポルシェに限らず経年変化から交換部品が多数発生する。
しかも10年を超えると通常の消耗部品のみならずシールやパッキンやブッシュと言うゴム製品も範疇に入ってくる。
国産車なら修理工場はたくさんあるがポルシェとなるとメンテをしてもらえる修理工場は限られてしまう。
これに加えて修理工賃と部品代が国産車にたいして高額となる。
この覚悟が無いと10年を超えた中古のポルシェを維持していくのは難しいのだった。

こうして管理人TomTomの場合はポルシェに対して新車も中古車も手が出せずにいたのだった。
まったく根性無しだ(苦笑)。

新型718ケイマン フロント画像

新型718ケイマン サイド画像

新型718ケイマン リア画像

新車ポルシェの登竜門ケイマンとボクスター そのライバル

ケイマンとボクスターのモデルレンジはポルシェのラインアップ中でも一番安い設定になっている。
その中でもケイマンはスタート価格が6,190,000円(税込)となっていて比較的現実的な価格設定なのだ。
オープンボディーのボクスターはケイマンよりもスタート価格が高く6,580,000円(税込)となっている。

ケイマンが出た時から多少上昇しているがこの価格帯は維持されていてポルシェの登竜門と言う位置付けだ。
管理人TomTomの考えるライバルとしては5,994,000円(税込)のロータスエリーゼスポーツだろう。
互いに6MTのオプション無しの素のモデルだ。

ポルシェはついにエンジンがNAからターボになってしまったがこうしたピュアなスポーツカーは非常に貴重な存在だと思う。

EliseSportサイド画像

ポルシェの車種とオプションとヒエラルキー

いつも感心するのだがポルシェのグレード構成とオプションはユーザー心理を良く研究し練られている。
718ケイマンの場合もケイマンSがあり8,130,000円(税込)のプライスタグが付き素のケイマンと約200万円だ。
この差は基本的な性能差としてパワーが50馬力0-100km/h加速が0.5秒の差がある。
そしてどう頑張ってオプションを足していっても上位のモデルを超える事は出来ないようになっている。
これがポルシェのヒエラルキーなのだ。

ポルシェのグレード構成とオプションは良く練られている

ここで718ケイマンのオプションについて考えてみよう。
ポルシェのオプションでまず頭に浮かぶのがスポーツクロノパッケージだ。
このスポーツクロノというのはタチが悪いと思うのだ。
それはこのオプションを装備すると運動性能が変わるからだ。
例えば0-100km/h加速が5.1秒から4.9秒に向上する(PDKの場合)。
オプションで基本的な運動性能が変わる事は輸入車には時々あるが性能が上がるなら付けておきたいと思うのが人情だろう。
だが良く考えてほしい。
スポーツクロノを付けない素のケイマンでも0-100km/h加速は5.1秒なのだ十分速い。
それに0.2秒速くなっても我々のようなド素人が乗り回すには全く問題が無いしMTの場合はほぼ影響ないと思うのだ。
機能面ではその他にPASM(アクティブサスペンション)やPTV(トルクベクタリング)というオプションもあるが素のケイマンでも性能面で十分な領域な車なだけになくてもそれほど困らない。

オプションに関してはどこで妥協するかだろう。

現在の718ケイマンは標準で18インチのタイヤホイールが採用されている。
これがそのままで十分カッコ良いのだ。
2代前くらいまでは標準は17インチのタイヤホイールだったのだが管理人TomTom的にはこの分厚いタイヤが非常に好みだったのだ。
これが無くなってしまったのは個人的に惜しいと思う。

オプションの選択時によく考えてみよう

車を買うときなんて皆さんそうだろうが頭に血が上りアドレナリンが吹き出ているに違いない。
そんな時に冷静によく考えてみようと言われても暖簾に腕押しなのかもしれないが・・・。

実際718ケイマンの場合のオプションで基本性能が変わってしまうのはスポーツクロノくらいなのだ。
これなら潔く諦めが付く(オプションを付けないという事)だろうと思う。
という事で718ケイマンの右ハンドル6MTでオプションが全く無しという選択肢もアリだろうと思うのだ。
標準で18インチのタイヤホイールを履き十分にカッコ良い。
最近はこうした妄想をする管理人TomTomであった。

新型718ケイマン インパネ画像

今回はこのへんで
では