ルノーコレオスと言えばルノーのラインアップでも数少ないクロスオーバーの主力車種だ。
だがこれまでのコレオスのデザインは素晴らしいとは言えないデザインだった。
それが今回北京モーターショー2016で発表された新型コレオスは一転してグローバルなスッキリしたデザインとなった。
やっとこれでコレオスは普通の世界戦略車となった。
どこかアジア臭い現行コレオスのデザイン
管理人TomTomは現行コレオスのデザインを見てカッコ悪い車という印象を持っていた。
どこかアジア臭いというか田舎臭い印象のデザインなのだ。
このおかげでクロスオーバー好きな管理人TomTomも現行コレオスには全く興味が湧かなかった。
こうしたアジア臭いデザインには時々出会う事がある。
それはインドのマーケットだったり韓国のマーケットだったりする。
本来はルノーのフラグシップクロスオーバーであるコレオス
ルノーのクロスオーバーモデルとしてはフラグシップモデルであるコレオスだが前述の通り垢抜けないデザインで台無しだった。
しかし今回発表された新型コレオスでは外観が刷新されて素晴らしいデザインとなった。
グリルの形状の問題もあるのだがどしっとした落ち着いて風格のある外観となったのだ。
これで名実ともにルノーのフラグシップクロスオーバーの立ち位置を占める事が出来るだろうと思う。
ルノー新型コレオスの外観
新型コレオスのスペックは詳細が発表されていないので画像を中心に見てみよう。
旧型コレオスに比較して新型コレオスは安定感のある全体のシルエットとなった。
クロスオーバーらしくカチッとした中にもルノーらしい曲線が見られる。
タイヤホイールも最近のクロスオーバーの手法に沿って拡大され最大19インチを装着する。
全体的に高級感もありフラグシップクロスオーバーらしい仕上がりだ。
サイドから見るとどこのメーカ―の車か分からなくなってしまうが前後のフェンダーの抑揚をドア部分で絞り込み程よい曲線を描くサイドが印象的。
ここでもタイヤホイールの大径化が目立ち非常にカッコ良い。
非常にバランスのとれたクロスオーバーらしいサイドの眺めだ。
リア周りを見るとテールゲートは立っていて実用面にも配慮をしていることが分かる。
リアは一見してルノーの車と分かるテールライトの意匠となっている。
マフラーは左右振り分けとしてバンパーにビルドインされている。
新型コレオスの外観デザインは比較的良くまとまっている。
それにしても現行コレオスのデザインが酷過ぎた。もう15年も前の車のようだ。
これでルノーのラインアップは全て新世代のデザインに切り替わったのではなかろうか。
この新型コレオスがルノーの新デザインのしんがりを務めた訳だ。
ルノー新型コレオスの内装画像
内装についても高級感のある仕上がりだ。
ダッシュボード形状が少々古臭い気がするが全体的にはコンサバな印象のあるインパネ。
無難だがカッコ良いとは言えない。
インパネセンターには8.7インチ縦型のディスプレーを配置して今時の車のような演出。
管理人はこの手のタッチパネル式の操作系を好まないがこれも時代の流れなのだろうか。
ブラインドタッチができないのはマイナスポイントだと思うのだ。
シート形状は適度にスポーティーだが凝ったものではない。
フラグシップであるならもう少し凝ったシートでも良いだろう。
新型コレオスはDセグメントに属する車だけにリアの足元は非常に広い。
これなら大人4人の長距離移動も苦にならないだろう。
ルノー新型コレオスはルノーのフラグシップクロスオーバーとしては必要最小限の要素をやっと獲得したという印象だ。
デザインはこれで普通になって田舎臭さが抜けて都会的になった。
これなら世界中でのセールスが期待できそうだ。
欲を言えばルノーのフラグシップクロスオーバーであるためにもうひと頑張りをして欲しい。
スッキリしたが高級感が足りない。
それは外観も室内もそうだ。
ルノーはこうした大型のクロスオーバーは不得意と見える。
もう少しボルボあたりを手本にしてみてはどうだろうか?
今回はこのへんで
では