最近オマージュが大好きなBMWという印象だ。
前回は「BMW 3.0」のオマージュを披露してくれたが今回は「2002」だ。
これを待っていた人も多いだろうと思う。
だが今回の「2002 Hommage Concept」は前作の「BMW 3.0 CSL Hommage Concept」よりは手抜きが目立つのが少し残念。
だが良く雰囲気は出ていると思うので紹介しよう。
BMW2002は60年代から70年代のスターだった
管理人TomTomの独断ではあるがBMW2002はBMWのルーツと言うべきモデルだと思う。
コンパクトなボディーにお金の掛かった足回りを装備したモデルで当時のBMWを支えたモデルだ。
2002の前身となる1600は発売当初からフロントストラット、リアセミトレーリングアームという4輪独立のサスペンションを持っていた。
日本では2002tiや2002ターボが有名だが多数のモデルが存在する。
当時の2002はツーリングカー選手権で走っていて非常にスポーティーな印象があった。
その中でも2002tiと2002ターボは非常に印象に残っているのだった。
2002ターボは別格としても特に2002tiは高性能車として無理すれば手が届きそうな車だったから親近感が強い。
逆スラントしたフロントグリルが独特で良い味を出している。
最近オマージュが大好きなBMW
BMWの前回のオマージュモデルは「BMW 3.0 CSL Hommage Concept」だがこのモデルは良く出来ていた。
外装から内装まで見事に作り込まれていて見ると非常に楽しいモデルだ。
その後「BMW 3.0 CSL Hommage R」としてIMSAカラーのオマージュモデルも発表している。
今回はBMWのドライビングプレジャー50年を記念するモデルとなっていて2002の技術を祝うモデルと言う位置付けらしい。
ただちょっと残念なのはベースと思われるM2がそのまま残っている部分が多く興ざめな事だ。
オマージュモデルという事で雰囲気を出したいのは分かるが現代的に解釈された現代のオリジナルを見たいものだ。
「2002 Hommage Concept」の外観画像
「2002 Hommage Concept」のスペック等は発表されていないので画像から外観を見てみる事にしよう。
BMW「2002 Hommage Concept」のフロント画像
M2がそのまんまの部分が散見されるのは興ざめだ。
BMWにとって非常に重要なモデルなだけにもっと力を入れてほしいものだ。
BMW「2002 Hommage Concept」のサイド画像
ルーフのラインなんかは2シリーズそのままのラインが見える。
オーバーフェンダーは当時の2002のツーリングカーのものを髣髴とさせる。
BMW「2002 Hommage Concept」のリア画像
リアもなんだか物足りない。
水平基調のオリジナル2002の雰囲気は出ているがこの部分だけ見てもオマージュだとは分かりずらいと思う。
BMW「2002 Hommage Concept」とオリジナル2002
BMW「2002 Hommage Concept」とオリジナル2002のフロント画像
フロントグリルが逆スラントしているところだけが似てる?!
BMW「2002 Hommage Concept」とオリジナル2002のフロント画像その2
管理人TomTomはどちらかというとオリジナルの2002が好みだ。
このままのデザインで新車が出たら乗りたいと思うほどなのだ。
BMW「2002 Hommage Concept」とオリジナル2002のリア画像
後から見ると現代の車では失われたコンパクトさが良く分かる、非常に小さな車だ。
オリジナルはトランクリッド上の樹脂製スポイラーが印象的。
最近はオマージュブームだがそれぞれに特徴がある。
BMWの前作「BMW 3.0 CSL Hommage Concept」は非常に力の入ったモデルで一から起こしたデザインだった。
トヨタは昨年のグッドウッドで現行86ベースのオマージュモデルを多数発表している。
一言にオマージュと言ってもさまざまなアプローチがある。
ひょっとしたら今回の「2002 Hommage Concept」はM2や2シリーズの一つのモデルなのかもしれない。
今回はこのへんで
では