ルノーのメガーヌからセダンボディーが消えてから久しいが先日新しいメガーヌセダンが発表された。
メガーヌと言えばリアが宇宙船のような先代メガーヌの印象が強烈だ。
今回発表された新型メガーヌセダンは無難で小奇麗なデザインで現在のトレンドを取り入れたものとなっている。
しかしながら全体を見渡すと先代のような強烈な個性は影をひそめて一目見ただけでメガーヌだと分かるというデザインでは無い。
それだけにインターナショナルなモデルに育てたいのだろう。
そんな新型メガーヌセダンを見てみよう。
メガーヌはルノーのラインアップの中核を構成する重要なモデル
メガーヌはルノーのラインアップでも俗に言うCセグメントに属する中心的なモデルだ。
日本でメガーヌと言えばメガーヌR.S.トロフィーとかホットなハッチバックモデルを思い浮かべる。
そのまた昔はセダンモデルもあってハッチバックからセダンまでを展開する幅広いモデルだったのだ。
そんなメガーヌにセダンボディーが今回復活し発表された。
最近のデザイントレンドを取り入れて垢抜けた印象のあるセダンとなっている。
逆に言うと先代メガーヌのような強烈な個性は影をひそめてある意味没個性となったのは残念だ。
そんな新型メガーヌセダンだがCセグメントの戦略的なセダンとして以下のような幅広いバリエーションを用意している。
ガソリンエンジン
SCe 115
5MT、CVT
TCe 130
7速DCT(EDC)、6MT
ディーゼルエンジン
dCi 90
6MT
dCi 110
6MT、6速DCT(EDC)
dCi 130
6MT
新型メガーヌセダンの外観
それではじっくりと新型メガーヌセダンの外観を画像で見てみよう。
正面から新型メガーヌセダンを見るとキチンと最近のルノー顔をしていてルノーの車だと良く分かる。
ハッチバックに比較して少々重厚な印象で車格が上の車のように見える。
ボディーは程よく抑揚が付いているがクリオのような官能的な印象は無い。
新型メガーヌセダンの全体的なシルエットは程よく塊感があり、程よく抑揚が付いているがどちらかというと没個性で見るべき特徴が無い。
横から見てどこの車?聞かれたら答えに窮すると思う。
下のように上方から眺めるとスポーティーなシルエットをしているのだがこんな角度から眺める機会はそうそう無いだろう。
フェンダーに段が付いていてあまりルノーらしさを感じさせないデザインだ。
真後ろから見るとキチンとルノーのアイデンティティーをテールランプで主張している。
重ね重ねもフランス車らしさやルノーらしさが感じられないデザインがちょっと残念。
思うに新型メガーヌセダンはあえてフランス車らしさ、ルノーらしさを排除してグローバルな戦略車として企画されているのかもしれない。
メガーヌらしさが失われてしまうのは残念だが一般受けして世界中で販売されるようになるだろうと思う。
新型メガーヌの室内画像
現時点では新型メガーヌセダンの詳細な情報は発表されていない。
下の画像を見る限りルノーの車と分からないような室内の作りになっているのに驚く。
かろうじてステアリングホイールの真ん中のロゴマークでルノー車と分かる程度だ。
外観以上に室内も没個性になっている。
もう少し色気が欲しいと思うのだった。
新型メガーヌセダンは日本には来ないだろうと思う
Cセグメントのセダンはヨーロッパではライバルが非常に多くて激戦区だ。
それだけにデザインや動力性能、はたまた環境性能と総合力が問われるジャンルなのだ。
そこに割って入るだけの実力が新型メガーヌセダンにあるのだろうか?
ひょっとしたら中国マーケット向けの車なのだろうか?と勝手に想像してみたりするのだった。
確かにプレスリリースには20か国で販売の予定と書いてあるのでグローバルな戦略車であるのは間違いないだろう。
個人的な感想だがこのデザインであれば日本に持ってきても他メーカーのセダンに打ち勝つだけのモノを持っているとは思わない。
日本には導入されないのではないだろうか。
今回はこのへんで
では