マツダの業績が落ち込んでいる2016年6月の世界生産台数は前年同月比で12.5%減、国内販売は前年同月比49.1%減(自販連データ)となっていてコレは5か月連続の2ケタ減となってしまっている。
いったいどうなってしまったのだろうか?
DJデミオの販売開始ころからマツダは正価販売を行うと宣言してきた。
その際に管理人はまだ早いだろうと予想したのだった。
確かにマツダの車はずいぶんと良くなっているのは確かなのだがその他の部分がついて行っていないのではないだろうか。
ユーザーがズームズームに慣れてしまったのではないか?
車自体も今時珍しいNDロードスターのような非常にこだわった車を作っている
特徴的なのはマツダといえばズームズームというキャッチフレーズで運転の楽しみを前面に打ち出している。
万人が気持ちの良いと感じる車を作るのはたいへん難しいと思うがマツダはこれをうまく実現していると思う。
だけど押しつけではなくナチュラルに感じる気持ちの良いのは難しいものだ。
そんなこんなにユーザーが慣れてしまったのではないだろうか。
新鮮味が薄れてしまったということなのだろう。
デザインに凝りすぎなのも???だ
最近マツダで気になるのはデザイナーを前面に押し出して宣伝していることだ。
日本のユーザーから見てはっきり言ってデザイナーなんてどうでも良いことだ。
単純にその車がカッコよいかどうかだろうと思う。
確かにヨーロッパの自動車メーカーはデザイナーを前面に押し出してそのコンセプトを丁寧に説明し自社の車はこんな感じでデザインしているのだと説明をしている。
だがこれは自動車メーカーの自己満足だろうと思うのだ。
最終的にはユーザーが世界的なデザイントレンドに乗るということもあるが自分の感性に合ったデザインかどうかだろう。
もちろんコンセプトカーならデザインを前面に打ち出す必要があるのは言うまでもない。
最近のマツダはこうしたデザイン面での押しつけが強いのがちょっと鼻につく。
自分たちの作る車に自信を持つのは良いがそれがユーザーに受け入れられるかどうかは別問題なのだ。
アクの強いデザインは両刃の剣であることを肝に銘じるべきだしデザイナーは黒子なのだ。
□やっぱり正価販売は時期早尚かも?
なにがなんでも正価販売をしたいというのは物の作り手という意味では良く分かる。
作り手としては一所懸命に作った製品を値引きして販売したくないというのが本音なのだ。
だがモノには適正価格というのがある。
それに相場というものもある。
そして戦略的にここぞという時には攻めの価格戦略をとる必要がある。
それをかたくなにこだわらなくてもよいと思うのだ。
緩急をつけてブランドを維持すればよいのだ。
きっとマツダ地獄の悪い記憶が邪魔をしているのだろうと思う。
もっと柔軟に緩急付けてユーザーに対応すれば良い。
これからマツダはどうなる?どうする?
近年マツダの車が良くなったのは確かだ。
それも大変よくなったのは誰しも認めるところだろう。
やっと自動車メーカーが伝えたいことがユーザーに伝わるようになった製品を持てたという段階だろうと思うのだ。
そして現在はもっともっとその良いところを磨くべき時だろう。
そして誰もがマツダの車の価値を認めるような状況になったらブランディングとしてはほぼ完成だろう。
この領域までマツダには頑張ってほしいものだ。
今回はこのへんで
では