先日幕張メッセで開催された「AUTOMOBILE COUNCIL 2016」に行ってきた。
「AUTOMOBILE COUNCIL 2016」自体は古い車のイベントで懐かしくって涎ものの車が多く出展されていたがこれは別の機会に紹介しよう。
「ABARTH 124 spider」は今回の「AUTOMOBILE COUNCIL 2016」で実車が発表されて日本でお披露目となったのだった。
「ABARTH 124 spider」の感想としてはNDロードスターよりも個人的には好みのデザインだ。
「AUTOMOBILE COUNCIL 2016」での「ABARTH 124 spider」を紹介してみよう。
事前の発表通りの「ABARTH 124 spider」
「ABARTH 124 spider」はNDロードスターをベースに開発されたフィアット製の2シーターオープンだ。
長らくフィアットからNDロードスターをベースにした2シーターオープンカーが発売されると言われてきたがやっと日本でもお目見えとなった。
「AUTOMOBILE COUNCIL 2016」は管理人も知らなかった少々マイナーなイベントだが古い車が集結して懐かしい雰囲気を出しているのはオリジナルのフィアット124の面影と重ねようとする試みなのだろう。
しかしヨーロッパの自動車メーカーは雰囲気の演出の仕方がうまい。
「ABARTH 124 spider」もいち早くラリー仕様を発表したりして雰囲気を盛り上げるのがうまくユーザーをその気にさせるのがすごい。
下の画像は「ABARTH 124 spider」とオリジナルのフィアット124のツーショット画像だが全く異なる時代となるのだがよく雰囲気が出ていることが分かる。
「ABARTH 124 spider」の細部を見てみる
ではさっそく「ABARTH 124 spider」の細部を画像で見てみよう。
フロントは一見アメ車のようなフロントマスクだがそれほど大味でもなくうまくまとまっている。
サイドから見ると全体のデメンジョンはNDロードスターそのものだが全体的にはNDロードスター連想するような印象はない。このあたりはうまくデザインされている。
「ABARTH 124 spider」で残念なのはリアであっさりしすぎだと思う。もう少しエキゾチックなデザインがほしかったところ。
フロントブレーキは特別大径のものではないがブレンボのモノブロックキャリパーが採用されている。
室内は残念なことにNDロードスター丸出しだ。
ステアリングホイール、センターのディスプレイやそのまんまという感じ。
「ABARTH 124 spider」のスペックはNDロードスターよりは現代的
「ABARTH 124 spider」のエンジンは直4の1.4Lターボで170psを発揮するスペックだ。
発生回転数は5,500rpmなので高回転型とは言えないが現代的なエンジンを搭載する。
このあたりはマツダのNDロードスターとは異なるアプローチだしエンジンパワーもあり気持ちの良い走行感覚が得られるだろう。
ミッションは6MTと6ATが用意されていてユーザーには選択肢が広くて良いことだ。
問題は外見だけではなく乗り味もNDロードスターとの差別化がどれほど図られているかが気になるところだろう。
しかし2シーターオープンの開放的な雰囲気は十分あるのでそうした雰囲気を楽しむには良い車だと思う。
今回はこのへんで
では