AUDIのCESでのマンマシンインターフェースのアプローチ

ラスベガスで開催された「Consumer Electronics Show(CES)」にAUDIから様々なスタディーが展示されたようだ。

車の中の操作はブラインドタッチが基本

その中でもインパネに関するスタディーモデルがあるので紹介しよう。 個人的には車も電子化が大変進んできているが、メカや制御部分は非常に高度なブラックボックス化が進み人間がそれを操作するのが追いついていないと思うのだ。 これからの車に必要なのはITの世界でマンマシンインターフェースの一大革命を起こしたiPhoneやiPadのような存在だと思う。 しかし車という走る操作をする道具である以上、ブラインドタッチは必須である。それを考えるとiPhoneやiPadのようなインターフェースは秀悦ではあるがベストではない。 現在の状況としてはブラックボックス化する車と人間のマンマシンインターフェースの試行錯誤が続く時期だと思う。

CESにおけるAUDIのインパネ提案

車を走らせている最中には情報量が多すぎても人間のほうが処理しきれない。 また走る操作に集中するためにブラインドタッチは必須であり安全確保が優先される。 最近のトレンドではメーターパネルはディスプレー化して表示する内容をソフトでコントロールするようになってきている。 またセンターコンソールの空調や車の各機能のコントロールについてもタッチパネル化が多く見受けられてブラインドタッチのできないものとなっていることが多い。 そんな中AUDIからケーススタディーとしてメーターパネルと空調のコントロールのマンマシンインターフェースが提示されている。
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↑ AUDIのCESにおけるメーターパネルの一例、これもディスプレーを採用した例だ、ディスプレーなので表示する内容は自由に選択できる、ここではナビ画面を背景に表示して車の情報をオーバーレイしている、人間工学的にはこの場所とオンダッシュとどちらが良いのだろう、目線をなるべく動かさない方が良いと思うのだが表示する内容次第なのかもしれない、この場合はナビ画面を見るためにメーターパネルに目線を落とす必要があるのでちょっとやりにくいかもしれない、画像はインターネット上から拝借

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↑ AUDIのCESにおける空調コントロールの一例、エアコン吹き出し口のツマミ部分に温度設定を仕込んでいる、これは良いアイディアなのではないだろうか?、以前も書いたがトヨタのタッチトレーサーが現時点ではマンマシンインターフェースではベストだと思っている、なるべく1か所に集めたうえでドライバーが今から何をしようとしているのかが分る、ただしこれも確認はメーターパネルを見ないといけないのでもう少し改善の余地があるのかもしれない、画像はネット上から拝借

最近は車メーカーのCESでの発表が目立つ

家電の祭典である「Consumer Electronics Show(CES)」で車メーカーのAUDIより、こうしたマンマシンインターフェースの発表があったというところも面白いと思う。それだけメーカーは車の操作を家電化しているという認識を持っているのだろう。
車のマンマシンインターフェースは今のところ決め手が無い状態だ。車は常に進化していっているが肝心の人間はそうそう進化しないのだ。
その進化しない人間に合わせたマンマシンインターフェースを早く開発しないと、ますます高機能化していく車を操作できないという事になってしまうのではないだろうか。
この分野は非常に今日にのある分野なので今後もしっかり追っていきたいと思う。

今日はこのへんで
では