前回2016パリショーで発表された新型マーチの概要はお伝えした。
ヨーロッパでは新型マーチは2016年12月より販売が開始されている。
細かいスペックも発表されているようなので調べてみた。
やはりサイズは先代マーチに比較して少々大きくなっているようだ。
ちなみに歴代のマーチは海外ではマイクラという名前で展開されている。
新型マーチのスペック
UKではすでに新型マーチは発売が開始されているようだ。
そのスペックは次のようになっていて現行マーチと全幅以外はそれほど違いはない。
サイズ:全長3,999mm(3,825)×全幅1,743mm(1,665)×全高1,455mm(1,515)
※( )内は日本の現行マーチの大きさ
エンジン:1.0LガソリンNA(73PS)、0.9Lガソリンターボ(90PS)、1.5Lディーゼル(90PS)
ミッション:5MT
ボディーサイズ的に見れば日本の現行マーチと比較すると長さで+174mm、幅で+78、高さで-60mmとなる。
事前情報通りエンジンは3種用意されるが主流はガソリンターボとディーゼルだろう。
そしてなんとUKでは5MTのみのラインアップで2ペダルが存在しない。
そのうちにクリオと同じ形式の2ペダルが出てくるかもしれない。
若者向けにカラーリングに工夫がある
新型マーチが狙うユーザー層は若い人になっている。
その層に合わせてボディーのカラーリングのバリエーションも豊富に用意される。
組み合わせによってはかなりスポーティーなカラーリングになり若々しくていい感じになる。
ボディーカラーは10種類用意されており日本では見かけないような色もある。
エクステリアのパックがあってスポーティーなカラーリングが選択できる。
それらの組み合わせによって実に多彩なカラーリングが楽しめるようになっている。
こういうのは日本でもやれば良いのにと思う。
内装にもこだわりを見せる
新型マーチの内装のバリエーションも用意されていて3種類から好きなものを選択できる。
なかなか良い感じなので、こうしたところは日本でもやれば良いのにと思う。
ちなみにステアリングホイールは日産らしからぬスマートなものとなっている。
形状は下がフラットなD型となっており、これが現在のトレンドだ。
若者向けにもうひと工夫
面白いのはヘッドレスト脇に設置されたBOSEのサウンドシステムだ(オプション)。
これはヘッドフォンというかイアフォン世代向けの装備だろう。
ドライバーだけ良い音で音楽を楽しめるが他の人はどうするのだろうか?
日本国内ではノートとバッティング
日産は今回の新型マーチは日本へは展開しないという見方が多い。
確かにこのサイズの車は以前のティーダくらいの大きさになる。
つまりノートよりは大きなマーチになってしまうということだ。
日本における日産のコンパクトカーの序列がちょっと今までと変わってしまう。
個人的にはジジ臭いノートよりは若々しい新型マーチのほうがよっぽどマシだとは思う。
だが先日も書いたノートe-POWERが現在好調なだけにそれは無いだろう。
という事は日本ではマーチがそのうちになくなってしまうという事だ。
どんどん車が大型化していってコンパクトカーがなくなっていくのが寂しい。
今回はこのへんで
では