管理人の家の車は現在ミニバンである。
そのミニバンは最近家族構成が変わり多人数でクルマに乗る機会がめっきりと減ってしまった。
そこで基本的には管理人夫婦2人で乗るコンパクトカーに乗り換えたいと思うようになった。
でも普通の車じゃつまらないのでちょっと一捻りしたコンパクトカーを探してみた。
するとイロイロあるじゃないか。
ちょっとだけ走りにこだわったコンパクトカーの中古車を取り上げてみたい。
ただし日常使用できるように2ペダルの車なのだ。
コンパクトカー → ミニバン → コンパクトカー と時代は繰り返す
家庭で使用する車って家族の構成や年齢、その時々のイベントなんかに大きく左右されると思う。
管理人TomTomの若い頃の車生活はコンパクトカーから始まった(自分の車としては1973年式スプリンター)。
その後、4WDに乗り、徐々に大型化し、次にミニバンとなった。
一番大きい車はハイエースのスーパーロングハイルーフだった。
このハイエースのスーパーロングハイルーフは車幅は普通の1,695mmだが、長さが5,300mm 高さが2,300mmもあったが比較的取り回しやすかった。
この頃は趣味の自転車で忙しく週末ごとに家族でどこかへ出かけていたものだ。
詳細は管理人の車遍歴を参照してほしい。
子供たちも大きくなり一緒に遊んでくれなくなってまた夫婦2名に戻った。
こうして家庭における車は家族構成やらイベントに左右されて変化していくのだった。
というわけで最近は大きな車が不要になりコンパクトカーに乗り変えたいと思うようになった。
でもコンパクトカーといえども走りにはこだわりたいと思うのだ。
こだわりのコンパクトカーってなんだ
現代のコンパクトカーはエンジンの排気量が小さくてそのパワーは大したことはない。
今時のコンパクトカーのエンジンは排気ガス規制や燃費のためにパワーを上げることが難しい。
となると、こだわりってどこなのか? というと機構的にはボディーとか足回りとかの車としての非常に基本的な部分になる。
こだわった車はさらに外装や内装にも独自性を打ち出して満足度が高い車となっていることも多い。
そもそもノーマルのコンパクトカーはコストが大変重要なので必要最小限のことしかしていない。
それらの少しだけスポーティーな車は普通にラインアップとして存在するものもある。
一方特別感を出すためにトヨタで言えばG’s、日産で言えばNISMOやオーテックというようなワークスチューニングもある。
その内容は様々でボディーにスポット増しや補強が入っていたり足回りが違ったりしている。
この種の車は自動車メーカー自体が手がけるものと関連会社が手がけるものとある。
今回、管理人TomTomが独断でピックアップする条件は次のような感じだ。
- コンパクトカーで現行か1つ前のモデル
- 走りにこだわった車
- 中古で150万円程度で手に入れることができる車
という設定だ。
まずはメーカーチューンのコンパクトカーを2種類上げてみようと思う。
メーカーチューンのコンパクトカーその1:トヨタ アクアG’s
トヨタのアクアはご存知の通りコンパクトカーでも一番の売れ筋の車だ。
ハイブリッドということもあり大変良い燃費を誇っている。
発売されてからかなり経過しているので中古車のタマも豊富にある。
しかし乗ってみれば分かるがグレードにより内装等がイマイチで質感が悪い。
手に触れる部分でコストダウンが目につくのだ。
トヨタにはG’s(ジーズ)というトヨタ自ら手がけるチューニングカーがある。
G’sには現在アクア、プリウスα、ハリアー、ノア、ヴォクシーの5種がある。
チューニング内容はおおむね外観と内装、ボディー補強、足回りとなっていて的を得た内容と価格設定(高すぎず安すぎず)だ。
前述の内装がグレードアップされて安物臭さは払拭されている。
さらにボディーにも補強が入りしっかりとしているのがトヨタのG’sの特徴だ。
足回りもガチガチではないがしっかりとした乗心地をしているのでノーマルでは物足りない人にはもってこいの選択だろう。
ボディーから手が入っているのが自動車メーカーらしくて良いと思う。
モデルによってはボディー補強はボルトオンだけではなくスポット増しもされているので価値がある。
G’sアクアはボディーに関してはブレースとスポット増しの2つを併用している。
その上で足回りを固めてあるので成り立ちとしては理想的だろう。
さらに足回りは最初からノーマルよりも25mmローダウンされていているので見てくれもカッコ良い。
タイヤ・ホイールに関しては195/45R17を履くのだが管理人TomTom的には16インチで良かったのではないかと思う。
外観はかなりアグレッシブで年寄りが乗るには少々気恥ずかしいくらいのモディファイがされている。
中身は同じでもう少し落ち着いた外観のモデルがあっても良いと思う。
だがガンメタやブラックの濃い色ならそれほど目立たなくて良いかもしれない。
G’sアクアの新車価格は2,431,963円となっている。
中古車としては現在のところおおむね3年落ち150万円くらいからスタートとなっていてタマも豊富にある。
メーカーチューンのコンパクトカーその2:日産 ノートNISMO
日産のノート自体は先日紹介したe-POWERが主軸となって現在コンパクトカーでは巻き返し中だ。
その中で気になった車はノート e-POWER「モードプレミア ツーリングパック」というモデルだった。
このモデルは上記に詳しいので参照してほしい。
さすがに e-POWER 自体はまだ発売されたところなので中古車が云々という段階ではない。
とすると日産のコンパクトカーで走りにこだわった車といえばノートNISMOだと思うのだ。
「ノートNISMO」自体は日産の関連会社であるオーテックが手を入れている。
管理人TomTomは個人的にこのオーテックという会社は大変気になる存在だ。
ノートNISMO自体には2種類ありSが付くモデルと付かないモデルだ。
Sが付くモデル「ノートNISMO S」はエンジンが1.5LとなりMTしかラインアップされていないので今回は対象から外した。
「ノートNISMO」はエンジンはノーマルで1.2Lから98PSを発揮する。
エンジンは一応専用のECMを装備しているようだがパワー自体は大したことはない。
機能面ではボディーに補強パーツを装備し足回りは専用のモノが入っている。
それに内外装をNISMO流にセットアップしてあるモデルとなる。
ボディーに対してアンダーパワーであることは明らかだが足回りを中心としたチューニングでそれを補っている。
管理人TomTom的には「ノートNISMO」の外観は少々恥ずかしいほどアグレッシブなのでモード・プレミアのほうが好みだ。
しかし1.2X DIG-Sのモード・プレミアにはe-POWERでは設定のあったツーリングパックがなく非常に残念だ。
「ノートNISMO」の新車価格は2,094,120円となっている。
中古車としては現在のところおおむね3年落ち150万円くらいからスタートとなっていてタマもまずまず豊富にある。
メーカーチューンのコンパクトカーは新車は高いが中古車なら手が届きそう
今回紹介したトヨタの「アクアG’s」にしても、日産の「ノートNISMO」にしても新車時はベース車に比較してそれなりに高価な車だ。
だが自動車メーカーがこだわって作っているだけに内容はなかなかのものがある。
それに後でユーザーが出来ないことに手が入っているのは非常に価値があると思う。
特にボディーのスポット増しなんかはボディ剛性を向上させる方法として最適なものだしユーザーでは実質難しい。
また内装なんかもユーザーが手を入れにくい部分だが、そもそもベースとなる車の内装がしょぼい。
それをスポーティーで質感の高いものに変更されているだけでも運転する度に愛着が湧くというものだ。
機構的なものや内外装に手が入ったメーカーチューンのコンパクトカーは発売時はなかなか手が出ないが中古車としてみると手の届きやすい価格帯になっている。
150万円ほどで3年落ち距離が少ない個体をっ見つけることができればリーズナブルな買い物ではなかろうか。
特に走りにこだわる人にはうってつけだと思う。
後で自分で手をいれることを考えると大変お得だからだ。
次回はもともとメーカーがラインアップする車で気になるものを見てみようと思う。
今回はこのへんで
では