少し前のお話になるが2017年2月にトヨタ博物館に初めて行ってきた。
トヨタ博物館は管理人が思っていたよりも規模が大きく展示台数も多かった。
よくぞこれだけ集めたものだという印象だ。
それに展示車のオリジナル度が抜群に高くて細部のディティールまでよく再現されているのだった。
これらは非常に貴重な車たちだし、これからも良い状態で保存してほしいと思う。
さらに感心したのはトヨタ車だけではないことだ。
あらゆる自動車メーカーの車が集まっていてトヨタの懐の深さを感じた。
クルマ好きなら一度は行ってみた方が良いと思う。
やっと行くことができたトヨタ博物館
管理人TomTomはもう十数年の間、トヨタ博物館に行ってみたいと思っていた。
やっと行けたと思ったらすでに年末のお休みに入っていたりしてなかなか実現できずにいたのだ。
それがひょんなことから少し前だが2017年2月に積年の思いをやっと果たすことができた。
トヨタ博物館は展示台数が非常に多くて、他メーカーも含め幅広いコレクションがある。
その中でも管理人TomTomが非常に気になった1960年代くらいから1990年代くらいまでの車をピックアップしてみた。
小さい頃に実際家にあった車や友人知人が乗っていた車、それに管理人TomTom自身が乗っていた車などがある。
大変懐かしい思いとその時の思い出が頭をよぎる。
だがこれらの車たちのデザインの素晴らしい事にはビックリするばかりだ。
現代の車にはそれなりの良さがあるが、この年代の車たちのデザインが今でも素晴らしいことに気がつく。
なぜこんなに美しくて個性的なデザインなのだろうか。
現代の車はこうした個性を失っていないだろうか。
と感じたのだった。
では1960年代と1970年台を中心に見てみよう。
トヨタ博物館の1950年台の車
トヨタ博物館に展示されていた1950年台の車を紹介してみよう。
トヨタ クラウン 1955年式
この絶妙な曲線はどうだろう。
こんな複雑な曲線を持った車は現代には無いだろうと思う。
それに表面の映り込みからこの車のコンディションがすこぶる良いことが分かる。
この年代の車はアメ車の影響が出ていてテールは少しだけフィン形状でバンパーはオーバーライダー付きだ。
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ダイハツ ミゼット 1959年あたり
小さい頃にこのミゼットが走り回っていた記憶がかすかにある。
日本の高度成長期の物流を支えた車のなかの1台だ。
この頃は道も狭くて車も非常に小さかった。
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トヨタ博物館の1960年台の車
1960年台に入ると聞いたことや見たことのある車が増えてくる。
ちょうど管理人TomTomの幼少期と重なり最も郷愁を誘う年代の車たちだ。
マツダ キャロル 1962年あたり
キャロルには直接の縁はないがこの時代の代表的な車だろう。
この時代からツートーンのルーフ塗り分けがおしゃれな雰囲気だ。
当時の軽自動車はナンバーが一回り小さかった。
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スズキ キャリィ バン 1964年あたり
残念ながらキャリィには全く縁がなく見かけた記憶もない。
少々フランス車の影響を感じるデザインだ。
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トヨタ カローラ 1966年式
記念すべきカローラの初代モデルで管理人TomTomの家にもあった車だ。
初代のカローラのデザインはなかなか秀悦で微妙な曲線が素晴らしい。
後ろ姿もなかなか良いのでこちらを見て欲しい。
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マツダ ファミリア 1966年式
これまた幼少の頃に走り回っていた車でファミリアの初代モデル。
グリルに埋め込んだスモールライトやウェストラインのが特徴的だ。
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日産 シルビア 1966年式
こちらも初代のシルビアで管理人TomTomは今でもこのデザインは大好きだ。
今見てもかなり先進的なデザインということがよく分かる。
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トヨタ 1600GT 1967年式
コロナではなく1600GTというところがミソ。
当時としてはかなりスポーティーなモデルという位置付けだった。
幼少のことに父親に連れられてモーターショー会場で見た記憶がある。
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日産 スカイライン 1967年式
初代のスカイライン、フロントは少々ごちゃごちゃしたデザインとなっているがボディーはスッキリしている。
この車からスカイラインと言ったら高性能車という刷り込みが出来上がっていった。
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トヨタ スプリンター 1968年式
スプリンターはカローラの兄弟車だが少々スポーティーな性格付けをされていた。
ボディーもカローラよりもリアがファストバック形状となっていた。
管理人TomTomが初めて手に入れた自分の車がスプリンターだった。
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ホンダ N360 1969年式
現代のホンダのNシリーズの原型となった車。
当時の軽自動車としてはかなりスポーティーな車だった。
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トヨタ博物館の1970年台の車
1970年台の車となると実際に乗ったことのある車が増えてくる。
管理人TomTomはこの年代の車が一番好きだ。
いすゞ 117クーペ 1970年式
ジウジアーロデザインで美しいデザインのクーペ。
今でもほしいと思う車だ。
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トヨタ カリーナ 1970年式
全体的には端正なデザインの車だがテールライトの処理が衝撃的だった車。
この時代は2ドアクーペが市民権を得ていたのが素晴らしい。
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トヨタ セリカ 1970年式
このセリカはフルチョイスシステムというかなりの数の装備の組み合わせができた車。
デザインは少々厚ぼったいが当時としてはかなりスポーティーで人気が高かった。
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日産 フェアレディーZ 1970年式
このS30フェアレディーZは世界中でいまだに人気のある車となっている。
日本車のスポーツカーの代表選手的な存在だと思う。
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ホンダ シビック 1972年式
ホンダの排ガス対策エンジンCVCCで有名な初代シビック。
この車にはRSというモデルが設定されていて友人が乗っていたのでよく運転させてもらった記憶がある。
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スバル レオーネ 1972年式
日本におけるステーションワゴンの草分けとなったモデル。
まだバン臭さが抜けきっていないがバンを日常使いするというライフスタイルを確立したと思う。
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トヨタ博物館の1980年代 1990年代の車
このあたりの年代になると自分や友人がで乗っていたりして大変身近な車たちだ。
それだけに写真をあまり撮れてないのが残念。
マツダ ファミリア 1984年式
FFの3ドアハッチバックを日本で確立した車だろうと思う。
全体的に直線基調で飽きのこないスッキリしたデザインが特徴。
友人が乗ってたので身近な車だった。
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トヨタ エスティマ 1993年式
初代のエスティマはこんなに先進的なデザインだった。
内装、特にインパネ周りのデザインも当時としては画期的で他に類を見ないデザインだった。
そこに惚れ込んで管理人TomTomも乗っていた。
古い車は本当に目の保養になるのだった
トヨタ博物館はこうした国産・輸入車を問わず古い車を見るには絶好の場所だ。
これだけの数と質を誇る場所は日本ではここしか無いだろう。
是非続けていってほしいと思う。
いつも古い車を目にするとそのデザインにビックリする。
曲線が素晴らしかったりディティールが凝っていたり大変味がある。
こうしたデザインテーストが現在はなかなかなくて残念だと思う。
なんでもかんでも古い車が良いのではないが、ことデザインに関しては見るべきところがたくさんある。
クルマ好きにとって古い車を走行可能な状態で維持し楽しむのは一つの目標かもしれない。
管理人TomTomはこうした古い車を愛でるということをなかなか実現できないでいる。
しかしながら夢はガレージにこうした古い車を収めてその横でコーヒーなんぞ飲みたいと思っている。
嗚呼、車道楽には際限がないのだった。
今回はこのへんで
では