最近、新型シビックType-Rがたくさん露出するようになってきた。
新型シビックType-Rは2016パリショーでアナウンスされ、2017ジュネーブショーで欧州向け量産モデルが発表されたのは記憶に新しい。
さらにニュルブルクリンクでFFモデルの最速ラップタイムを新型シビックType-Rが奪還したとニュースが流れている。
日本では2017年の夏ころから販売が始まりそうだ。
そんな新型シビックType-Rの画像をじっくりと見てみよう。
いよいろ秒読み段階に入ってきた新型シビックType-R
前回当ブログで新型シビックType-Rの話題を取り上げたのは2016年10月でパリショーで画像が発表されたときだ。
あれから半年ほど経過していよいよ2017年の夏に販売開始される予定となっている。
今度の新型シビックType-Rはカタログモデルになるらしく数量限定ではないようだ。
CセグメントのFFホットハッチたちが数量限定ではなくカタログモデルなだけにやっと同じ土俵に立った。
前回新型シビックType-Rについてはこの路線が定着したようだと書いた。
これで欧州CセグメントのFFホットハッチたちと同じ成り立ちの車となり価格帯もそれなりのものに移行した。
つまり少し大人で高価なFFホットハッチであり、決して見てくれだけを追求した車ではなく速さも追求した車だ。
欧州FFホットハッチたちが走りだけではなく良い味を出していることを思えば今回画像を見て新型シビックType-Rはストイックなマシンとなっている印象が強い。
いかにもホンダらしいが、この路線受けるだろうか?
デザインはまったく下品でどうしようもない
管理人TomTom自身もホンダ車ユーザーだが今回の新型シビックType-Rのデザインはいただけない。
ベースとなるシビック自体のシルエットがあまりスッキリしたものではなくどちらかと言うとアメリカ的な大味なデザインだ。
それに輪をかけて新型シビックType-Rは専用デザインとしていてクルマ好きでもちょっと引くような外観をしている。
もう少し大人の路線を行っても良かったと思うのだがホンダのマーケティングはこういう答えを出したようだ。
ベースとなる新型のシビックは御存知の通りアメリカ向けの車となっている。
このベースのシビックを日本にも持ってくる計画があるとされている。
世間ではこのデザインは日本では受けないという意見が多いようだ。
管理人TomTomもそう思う。
決して日本人が好んで買うようなデザインではないだろう。
新型シビックType-Rの外観
新型シビックType-Rのデザインはこれまで書いたように非常にアグレッシブで賛否両論が出るデザインだ。
決してエレガントな感じや美しいといった感想は出ないがアグレッシブさは大いに感じられる。
管理人TomTomの感覚からすれば少々お高い価格設定となるはずだが(500万円弱らしい)、そうした高級感のようなものは感じられないのが残念だ。
フロントは開口部がブラックアウトされて大きそうに見えるがダミーとなっている部分も多いようだ。
今時の車らしくボンネットが少々厚ぼったい。
少し角度を変えてフロント部分を見てみると張り出したフロントフェンダーと取って付けたようなリアフェンダーが見える。
どうにもベースとなっている新型シビックのシルエットがスポーティーではないのが残念だ。
リアはかなりアグレッシブなデザインなっていていくつか特徴がある。
まずルーフ後端の形状とボルテックスジェネレーター、いかにも効きそうなウィング、そして3本出しのマフラーだ。
フロントフェンダーの後部は開口している。
上方から後部を見るとルーフの形状がよく分かる。
ルーフの左右部分の膨らみは他の車で見たことがない形状だ。
ボルテックスジェネレーターは昔ランエボがこの位置に付けていたことを思い出した。
テールライト下の開口部のようなブラックアウトされた部分がカッコ悪い。
新型シビックType-Rのディティール
なんだかデザインに関しては文句ばっかり言っているが新型シビックType-Rの細部を見てみることにしよう。
ブレーキキャリパーはブレンボ製、ディスクはドリルドとなっている。
タイヤ・ホイールは20インチらしいがキャリパーとの隙間が結構ある。
フロントフェンダーを後部から見たところ。
最近流行りの穴空フェンダーとなっていてここからエアを抜くようになっている。
今回の新型シビックType-Rはかなりシビアに空力を詰めたようだ。
真面目に詰めすぎてデザインがエグくなってしまっている。
ルーフ後端のアップ画像。
ボルテックスジェネレーターはフィン形状ではなく角が立っているのが面白い。
ルーフ左右のウサギの耳のような出っ張りは2輪のヘルメットにあるような形状。
そのルーフ後端を下から見上げた画像。
ルーフの両端は後部へかなり出っ張っていて空力が詰められているのが分かる。
さらにウィング形状がかんり複雑で翼端板の下端がさらに跳ね上がっているのが分かる。
決して美しいデザインではないが空力をストイックに詰めた感がよく出ている。
インパネはパット見スポーティーではない。
やはりベースのシビックの影響だろうか?高価な車にもかかわらず華がないのが残念だ。
シートは良い素材を使用しているような印象を受ける。
かなり彫りが深くてこの車の性能に見合っていると思えるシートだ。
シビックボディーにこだわる必要はない
管理人TomTomはType-Rはシビックのボディーにこだわる必要はないと思っている。
これは前回の時も感じだことだ。
シビックにこだわるからあまりカッコの良くない高級FFスポーツカーとなってしまう。
それならいっそのこと専用ボディーを持たせても良いだろうと思う。
スポーツカーが高級な趣味となってしまった現代では高価な車へシフトするのは分かる。
量産車をベースにしているからこそ、この価格に収まったという事情もあるだろう。
だが無理矢理感が強く大味となっているのが残念だ。
Type-Rを美しいデザインのスポーツカーにできないものだろうか?
その良い例が Alpine Vision ではないだろうか。
新型シビックType-Rとは対極にあると思えたのだった。
いずれにしても日本での発売が楽しみではある。
今回はこのへんで
では