EK9メンテナンス:サーキット走行本番

昨日、朝早くからセントラルサーキットへ出かけてきた。 セントラルサーキットで開催されたショップの走行会に久々の参加となった。

このEK9の事情説明

友人はこのEK9でのサーキット走行は初めてとなる、それにサーキット走行自体が4年半振りとなる。
ここで状況を少し説明しておく。以前友人はTomTomと一緒に別の車(FR)でこの走行会に何度か参加してきた。それがほぼ4年半前のことだ。その後、様々な理由によりサーキットでの走行会からは離れてしまっていたという訳だ。
ちなみに現在TomTomは走る車がまだ調達できていないため、まだ復帰できていない(悲)。早く復帰したいなぁと思うのだ。
で今回はTomTomはメカニック兼サポートとして参加したという事になる。
説明はこのくらいにしておいて実際にイロイロ準備したことや作業の中身を説明しよう。走る準備としては次のことをこなさなくてはならない。
20140927Ek9_Central1

サーキット走行会当日:エントリー関係

  • エントリーやスケジュールを確認

ドライバーはエントリーやスケジュールを確認してドライバーズミーティングに参加し当日の注意事項を頭に入れる

  • 事務局にエントリーを受理してもらい必要なものを受け取る

ゼッケンや計測チップ等を受け取り装着する

  • 灯火類に飛散防止テーピング

ヘッドライトやテールライトに飛散防止用のテーピングを貼る また牽引フックを装着または確認する

サーキット走行会当日:それぞれの準備

エントリーした各々の参加者がサーキット走行会の前に行わないといけない事をまとめてみた。

走るのに不必要な物を車から降ろす

もちろん軽量化する目的もあるし、日常走行では体験しない縦横Gが掛かるのでそれでモノが転がり出たりする危険性を減らすという目的もある。できればフロアマットもずれてしまうのを避けるため下ろしてしまうのがベストだ。

今回の計測はサーキットの計測チップと自前のラップカウンターのダブルで計測

サーキットの計測チップは小さいのでガムテープで窓に貼るだけだ。
ラップカウンターは表示部をドライバーから見えて操作できる場所に設置し、センサー部分はドア下にガムテープで固定する。
走りながら自分のラップタイムをリアルタイムで計測できるのでペースメークできる 走り終えればラップカウンターのラップタイムを書き移すことも必要だ。
20140927Ek9_Central3

緩んでいるネジは無いか?各部を点検する

特にホイールのスタッドボルトはトルクレンチで増し締めを毎回行う。
ブレーキパッドの残量を点検、その他ブレーキフルードやエンジンオイルの量を点検する。念のためにエンジンルーム内のブレーキフルードやクラッチフルードのキャップをビニールテープで固定する。

タイヤの空気圧とサスペンションの調整

タイヤの空気圧は大変重要な要素でその日の調子を決定付けることもある。
スタート前の空気圧を決定する、走行中に熱で空気圧が上昇するのでそれを見越したセッティングが必要だ。1つの走行枠が終われば4輪とも空気圧をエアゲージAmazon)で計測し、どの程度空気圧が上昇したかを記録する。
ちなみに今回の左前輪は200kPaでスタート、1本目終了時には240kPaまで上昇していたのでもう少し低いところからスタートでも良かった。
20140927Ek9_Central2
サスペンションのセッティングは減衰力調整を行う訳だが、今回はこの車EK9では初めてでもあるので2回走った際にはセッティングは変更しないことにした。

という内容の事を何度か走る度に繰り返しタイムが出るセッティングを探すのだ。

サーキット走行会当日:記録することも大事だ

記録のために車載カメラを積むのならそのセッティングも行う。
実はこれが結構難しくて、ロールバーが入っていない車は結構セッティングに苦労する。今回は突っ張り棒を設置しそれにビデオカメラのマウント用金具Amazon)を設置し対応することにしたが、走行中に突っ張り棒ごと回転しまう事が判明、要対策である。
20140927Ek9_Central5
↑ 要対策の突っ張り棒ハンディカムのマウント、コーナリング時の遠心力で突っ張り棒ごと回転しまい横を向いてしまうのだ 、まだ研究の余地がある

サーキット走行会:イロイロやってみる

こうした作業は非常に楽しいものだ。
その日の天気や気温により空気圧のセッティングをどのようにしたら良いのか?それにサスペンションの減衰調整を合わせることでタイムがどう変化するかを見るのだ。
それにドライバー自身の状況が加わる。セントラルサーキットではノーマルEK9でも最高速は180km/h前後に達するので、それなりのリスクや安全を意識しないといけない。
それにオッサンは自分の体力と集中力の持続時間も意識しないといけない。実際久しぶりに30分枠を1本走るとかなりヘロヘロになる。最大3本走ることが可能だが今回は2本でやめることにした。
今回はセントラルサーキットのピットを確保できたので非常に楽だった。また天気が良く汗ばむくらいの天候だったので人間にとってはちょうど良かったが車にとっては少し過酷だったかもしれない。 20140927Ek9_Central6
↑ ピットで休憩中のEK9、ピットが確保できると非常に楽だ、晴れでも雨でもピットの中でくつろぐことができる

サーキット走行会:最後に

というわけで無事走行会をこなしてきた。
実際に自分でドライビングするよりもサポートやメカニックとしての役割のほうが気疲れが凄い。無事に事故無く帰ってくることを最優先にしなければ趣味として成り立たないからだ。
これを読んでくれた皆さんも楽しく走りましょう。でも安全には最大限の配慮をお願いします。それに何が起こっても自己責任だという事を忘れずにお願いします。
また続きを書こうと思います。

現在のEK9仕様

エンジン:ノーマル
エンジンマウント:無限
ミッション:ノーマル
デフ:ノーマルトルセンLSD
吸気系:ノーマル
排気系:マフラー5ZIGEN
ブレーキ:ノーマルキャリパー+ディクセルスリットローター前後
ブレーキパッド:前-制動屋RM551+、後-制動屋SP300
足回り:オーリンズDFVラバーアッパーマウント
無限強化ゴムブッシュ
タイヤ:ダンロップ ディレッツァ Z2 スタースペック205/45R16
ホイール:7J16インチホイール
ステアリング:モモ モデル08 レザー/ブラックスポーク
シート:ナニワヤバケットシート×2
ハーネス:サベルト3インチ4点式
所有者:TomTomの友人

今回はこのへんで
では