2014年12月22日がやってきた。
この日はホンダとスズキからニューモデルが発売開始される日だ。
先ほどのスラッシュと同様にスズキ新型アルトの内容を少しだけチェックしてみた。
非常に軽い新型アルトの重量
新型アルトの場合はスラッシュと異なり、ユーザーへの訴求は外観やデザインでのアプローチがメインではない。
では何なのかという部分は少し研究の余地があるが面白い事を発見した。
最初に新型アルトのグレード構成だが、お安いほうからF/L/S/Xの4グレード展開となっている。
スズキのアルトと言えば初代は安かろうという車でその価格設定にビックリしたものだ。
しかし今回の新型アルトはそれほどビックリする価格ではない。
まず管理人TomTomがビックリしたのがその重量だ。
一番軽いFグレードの5MTモデルの車両重量は、驚くなかれ610kgなのだ。
ちなみにこの場合エンジンは非力な49PSとなるのでパワーウェイトレシオは12.4kg/PSとなりそれほど絶望的な数値ではないし実際に走らせるとかなり軽いと感じると思う。
それにこのFグレードは他にもビックリが隠されている。
それはキャリイでも採用されたロボタイズドミッションの「AGS」が採用された2ペダルモデルが存在するのだ。
スズキのAGSは要注目
このAGSを積んだFグレードのモデルは52PSで車両重量が620kgとなっているのでパワーウェイトレシオは11.9kg/PSと少しだけ改善される。
このAGSには元々マニュアル変速モードがあり、シフトレバーでドライブから横にシフトすることで+-が操作できる。
さらに驚くことにこのFグレードにはレーダーブレーキサポートがメーカーオプションとして指定できる。
つまり営業車用の廉価グレードという位置付けではなさそうだ。
この装備の新型アルトを869,400円で買えるという訳だ。
ただしこのFグレードはアイドリングストップが付かないため燃費がGSモデルの場合29.6km/Lになる、ちなみにアイドリングストップが付いたモデルだと37.0km/Lとなりかなりの差がある。
スズキの好きなツートーンカラーも
上記とは別にスズキも他の自動車メーカーと同様にツートーンの車体色を展開しているが、今回の新型アルトにもツートーンが設定されている。
ただしリアハッチの部分だけだし、そのリアハッチの色がミディアムグレーの1色のみとなっている。
設定されている車体色は赤/黒/白/銀となっている。
いつも思うのだがスズキはアグレッシブでマニアックな車を作る。
派手さは無いがこれは面白いとか、うーん凝ってるなとか作り手の思いを感じさせる。
それが気合が入りすぎという訳でもなくほのぼのした雰囲気を持つのが面白い。
もしスズキがこういう所を狙っているのだとしたら、このマーケティングは成功と言えるだろう。
今回はこのへんで
では