近年、軽自動車は車両重量が重くなっていて普通車のコンパクトカーと変わらないものもあった。
文字通り軽くなる軽自動車
しかしここのところの新型車についてはボディーの高強度化と軽量化が進み非常に軽くなってきている。
例えば今回発表されているスズキの新型アルトなんかは一番軽いグレードで610kgとなっていてこの数値にはビックリする。
この数字は少し前の4ナンバーの軽自動車でも装備が非常に簡素なビジネス用車両の数値よりも軽い。
新型アルトのターボモデルに注目
この新型アルトにはまだ次が控えていて、ターボRSというグレードが2015年3月に発表される予定となっている。
TomTom的にはこのターボRSの軽さに注目したい。今回発表された新型アルトの一番装備が充実したXグレードFF車の重量が650kgだから、想像するにターボRSの重量が+10kgの660kgと勝手に想像すると。
64PSのターボエンジンを搭載してパワーウェイトレシオは10.3kg/PSとなる。もっともっと軽量化して640kgを切るとパワーウェイトレシオも10kg/PSを切ってくる。
これは要注目だと思うのだ。
現状、軽自動車は自主規制によりエンジン出力を制限されているので、たぶん現行の軽自動車における実質のパワーウェイトレシオ王者はこのアルトターボRSとなるのではないだろうか。
ここまで軽いと少し安全性が気になるが、そこは現代の車なのだから一定水準はクリアしている。
基本に立ち返る、軽量化は最重要項目なのだ
考えようによってはこれで軽自動車でも気持ちの良いドライビングができる素材が出てきたという訳である。
どうしても重量とパワーは気持ちの良いドライビングに切っても切れない関係ではある。パワーウェイトレシオがすべてだとは言わないが軽いに越したことはないのだ。
これでミッションがダブルクラッチ(DCT)が乗れば言う事は無いのだがそれは高望みというものだろう。しかしユーザーとしては6MTやDCTを期待してみよう。
軽自動車も面白い局面に入ってきたと思う。
今回はこのへんで
では