ルノーから「LUTECIA 0.9L turbo MT」が2014年12月25日に発表された。
「LUTECIA 0.9L turbo MT」はなぜこんなことになるのだろう
この年末なのにという気がしないでもないが内容は非常にマニアックなモノとなっていて興味深い。
というのは日本におけるルノーのルーテシア(ヨーロッパではクリオ)は今まで全車6速DCTとなっていて、エンジンも1.2Lターボのみ(RSモデル除く)であった。
今回の追加モデルはエンジンが0.9Lターボへと小さくなり、ミッションが5MTとなった。
いったいこの車をどういった層に売り込もうとしているのか気になるがマニアックなスペックだ。
想像するにエンジンは0.9Lだがターボが付いているために実用上はこれで十分だろう、しかしながら日本で5MTを選択する人がどれだけいるかという事だ。
ヨーロッパでは0.9Lターボエンジン+5MTの組み合わせは既に発売されていて、どちらかというと1.2Lエンジンよりも0.9Lエンジンのほうが主力となっている。
「LUTECIA 0.9L turbo MT」のスペック
モデル名:「ルノー ルーテシア ゼン 0.9L」
サイズ:全長4,095mm×全幅1,750mm×全高1,445mm
エンジン:897cc直列3気筒ターボ、アイドリングストップ付
最大出力:90ps/5,250rpm
最大トルク:135Nm/2,500rpm
ミッション:5MT タイヤホイール:6.5J×16アルミホイール、195/55R16
サスペンション:前ストラット、後トレーリングアーム
ブレーキ:前ベンチレーティッドディスク、後ドラム
駆動方式:FF
車両重量:1,130kg
価格:2,080,000円
「LUTECIA 0.9L turbo MT」の立ち位置
ちなみにルーテシア ゼン 1.2Lの価格は2,211,000円なので、その差額は131,000円となる。
装備差はミッションとエンジンが異なるのみとなる。1.2Lターボエンジンは120psを発揮するので、今回の0.9Lターボとの出力差は30psもある。
ちなみに1.2LでDCTを積んだモデルだと一番安いモデルとしてアクティフというモデルがあり、その価格は2,055,000円となっているが受注生産となっていて積極的に販売するモデルではないのだ。
0.9Lターボモデルについて言えば、この価格のまま0.9Lターボ+DCTモデルがあれば日本ではもっと受けるのではないだろうか。
今回はこのへんで
では