ホンダのジェイドが出た、大きいしオデッセイとの棲み分けはどうなる?

2015年2月12日に発表、2月13日から発売開始となるホンダのジェイドをサイトを覗いてみた。

思ったより高級で大柄なジェイド

まずはジェイドのサイズを確認してみた。前評判では次期ストリームという触れ込みだったのだが全く異なる車格の車に仕上がっていると感じた。そもそもハイブリッドのみのラインアップとなっていて日本でのハイブリッド専用車シリーズの第2弾(第1弾はセダンのグレイス)という感じだ。
個人的にビックリしたのがそのサイズだ。意外と大きくて立派なボディーをしている。オデッセイとの比較を次に書いておく。

ジェイドのサイズ

ボディーサイズ:全長4,650mm×全幅1,775mm×全高1,530mm
ホイールベース:2,760mm
サスペンション:前ストラット、後ダブルウィッシュボーン
車両重量:1,510kg
価格:2,720,000円~

オデッセイのサイズ

ボディーサイズ:全長4,830mm×全幅1,800mm×全高1,695mm
ホイールベース:2,900mm
サスペンション:前ストラット、後トーションビーム
車両重量:1,770kg
価格:2,760,000円~
さすがにオデッセイよりは一回り小さいのだが日本で使用するのに重要な全幅は25mmしか違わない。さらに決定的なのが立体駐車場に入る全高1,530mmとなっているところだと思う。
ホンダ新型ジェイドのサイド画像
↑ ホンダ新型ジェイドのサイド画像、大柄だがスッキリまとめたスタイリッシュなワゴンボディーだ、このボディーは全高が1,530mmに押さえられて立体駐車場に入るのが大きな特徴だ、サイドから見ると3列目は非常に狭そうな印象だあまり実用的ではないかもしれない、画像はメーカーサイトより拝借

サスペンションだけ見れば逆転現象!?

ジェイドのリアサスペンションはダブルウィッシュボーンとなっている。これに対して少し前に話題になったがオデッセイのリアサスペンションはトーションビームなのだ。これだけを見ると車格が下のジェイドが上質な足回りを持っているということになる。これを見て現行オデッセイのオーナーはどう感じるだろうか。何が何でもダブルウィッシュボーンが良いという訳ではないだろうが明らかに乗り心地に差が出ると思う。
ジェイドに採用されたリアのダブルウィッシュボーンサスペンション
↑ ホンダ新型ジェイドに採用されたリアのダブルウィッシュボーンサスペンション、どうしてオデッセイはトーションビームなのにジェイドはダブルウィッシュボーンなのだろうか、コストの問題だとは思うがユーザーとしては理解しがたいところがある、このため新型ジェイドの乗り心地はかなり期待できるかもしれない、画像はメーカーサイトより拝借

その他ジェイドの新しいところ

ジェイドのWebを見ていて面白いモノを見つけた。アルミホイールなのだがノイズリデューシングアルミホイールという名前でリムセンターになんだか黒いものが引っ付いている。これはタイヤ内部で発生する共鳴音を打ち消す効果がある書かれている。要するに静かな車を目指した結果なのだろう。これもオデッセイよりも高級化の路線のように思えるのだ。
ホンダ新型ジェイドに採用されたノイズリデューシングアルミホイール
↑ ホンダ新型ジェイドに採用されたノイズリデューシングアルミホイール、ここらあたりを見てもなかなか高級志向なのが分かる、背の低いワゴンの高級な路線を狙っているのだろう、そいういう意味ではオデッセイとは違った方向性だと思う、画像はメーカーサイトより拝借

そういえば昔アヴァンシアという車があった

ウル覚えで申し訳ないが、確かアヴァンシアという車があった。このアヴァンシアから当時受けた印象はアコードのワゴンよりもスタイリッシュで大柄なモデルというような立ち位置であったように記憶している。
個人的にはアヴァンシアは5人乗りであったが、ジェイドはこのアヴァンシアの現代版焼き直しのような印象がある。しかしジェイドは3列シートを持ちこのアヴァンシアのコンセプトをさらに磨き上げた感じなのかもしれない。ちょっとジェイドの立ち位置が分からなくなってしまった。
ホンダのアヴァンシア、高級路線の車だった
↑ ホンダのアヴァンシア、当時としては大柄な高級路線の車だった、スタイルも当時は新しくてモダンな印象を与えるワゴンボディーだった、しかしあまり走っているところを見ない車だったので商業的には成功とはいえないモデルだ、画像はネット上から拝借

今回はこのへんで
では