2015年大阪オートメッセに1年ぶりに行ってきたわけだが今回の大阪オートメッセで気になった肝心の車の事を書いておこうと思う。
セントラルサーキットで午前中走ってきたので会場到着が15時頃となってしまい、会場が閉まる18時まではフルに活動をしたが全てのブースは回り切れていない。
さらにキャンギャルにも時間が割かれたため少し偏った内容になっているかもしれないので悪しからずご容赦をいただきたい。
2015年大阪オートメッセの全体的な印象
全体的には大阪ではモーターショーが行われないので実質自動車関係の展示会では最大の展示会となるのだ。大阪も1地方都市になったものだなぁとつくづく感じるのだ。
それはまぁ良いとして、そのためかどうか分からないが自動車メーカーが力を入れているのが良く分かる。トヨタのグループはトヨタを筆頭にスバル・ダイハツ・日野自動車のブースを出していてなんと系列メーカーが勢ぞろいだ(レクサスが無いくらい)。後は日産、ホンダ、マツダ、スズキが出展している、相変わらずメーカーとしては三菱自動車は出展無しだが端っこにアウトランダーPHEVの競技車が置いてあったりした。
会場は大きく分けて7つのゾーンに分かれているがそのうちの1つはフードゾーンとなっていて実質は6つのゾーン構成だ。
大阪オートメッセの特徴としては車のあらゆるジャンルのモノが集まっていてユーザーが好みのゾーンを見て試して楽しめる事だ。このためスポーツ色の強いゾーンやワゴンミニバン、それにインポートカー、特筆すべきはハイエースのカスタマイズで1つのゾーンを取っていたことだ。やはりハイエースは根強い人気があることが分かる。売れ筋のジャンルが広いスペースを取るのは自然な事なのだ。
この記事を書いているのは2/16(月)だが、現時点では主要自動車メディアでは大阪オートメッセの記事はほとんど無く寂しい印象だ。ここでも大阪の経済的な地盤沈下がヒシヒシと感じられるのは少し悲しい。
自動車メーカーの動きその1:トヨタ
トヨタについてはもうお祭り騒ぎになっていて多数の車を持ち込んで多様な見せ方をしていた。しかもモータースポーツ色が非常に強く、その影響もありスポーツモデルの展示が大変多かった。
個人的な事前の予想では86がらみの何らかのサプライズがあるのかと期待をしていたのだがそうでもなかったようだ。その中でも86はゾーンを形造っていてチューニングベースとしても定着してきたような印象だ。話題のGRMN86の展示もあり、実際に触れて中に入ってメーカーの方から説明を聞けた事は大きな収穫だった、このGRMN86はメーカーが本気で作るチューニングカーそれもかなり正攻法な内容であり価格次第だが買いのモデルだ。詳細は既にアップしているので参考にしてほしい。
この説明員の方に聞いて情報を教えてもらうという事ができるのがトヨタだった。今回のトヨタは目新しいモノはそれほど無かったがその既知のモデルに関してのさらに詳細な情報をできる範囲で提供していた。トヨタは他のメーカーブースにもユニフォームのまま積極的に出掛けていき偵察を行っていたのが面白かった。
自動車メーカーの動きその2:ホンダ
ホンダは大人しいというか活気が無いという印象だった。内容についても全く目新しいモノは無く。説明を聞いてみてもありきたりの説明で面白くもなんともなかった。
やはり小出しにでも情報を出してもらわないとユーザーとしても期待を持てない。それに今回はS660の展示もあったのだが翌日2/14にはテストコースでの一部メディア向けの発表を行っていた。加えてテストコースでは新型シビックType-Rの発表もあったようで結果的に大阪オートメッセに実際に来場したユーザーをバカにしたような内容となっていた。
全くこれではマーケティングができていないし、最新情報の提供もできていない、さらにユーザーに反発を食らうという結果になりはしないだろうか少し心配だ。せっかくここまでお金を掛けたイベントなのだからもっと有効に利用すべきだと思うのだ。
自動車メーカーの動きその3:マツダ
マツダについては落ち着いたたたずまいを見せるブースとなっていた。一連の鼓動デザインモデルや新型デミオの成功や新型ロードスターの前評判と言ったところが自信となって表れていたような気がする。しかしながらユーザーに提供している情報としては不足気味で展示のみで終わっていたという印象だ。
実車を前に見れるというのはユーザーにとって非常にうれしい事だがメディアに露出している情報+αがリアルに欲しいところだ。一番の目玉としてはやはり発売前の新型CX-3や新型NDロードスターというところだ。かなりの台数を展示していたがメディアに露出しているモノが多く目新しいモノは無かった。
自動車メーカーの動きその4:スズキ
スズキは他のメーカーに比較して小さいブースながら目立つ演出で頑張っていた印象だ。目玉は3月には発売開始されるアルトターボRSで一番目立つ場所に展示されていた。やはりこういった展示会では新しいモデルの情報がユーザーとして一番気になる所だろうと思うのだ。
ただし具体的な内容や詳細な情報は無かったので少し寂しい気がしたのは事実なのだ。こういった展示会での情報の提供はなかなか難しいものだ。
その他のブース
アストロプロダクツがブースを出していたので物色。特価との表示があるのには弱いのだ、ちょっとした工具ではないけど小物を少々買い込んでしまった。端っこのブースで掘り出し物を見つけるのもこうしたイベントでのお楽しみなのだ。
3時間余りで車とキャンギャルを必死で見て回ったので疲れてしまったが、やはりこういうイベントは実際に出かけて行かないと生きた情報はつかめないと思う。関西でもドンドンこういったイベントを開催してほしいものだと思う。少々息切れがしてしまったがこれでレポートとしたい。
今回はこのへんで
では