トヨタのミライはFCVとして市販一番乗りとなったがインフラが追いついていないのはご存じの通りだ。そういう意味ではまだまだ一般ユーザーが普通に乗り回すにはまだ時間が掛かりそうだ。
なかなか見れない車ミライ、ショールームができた
一般ユーザーがミライを見る機会はモーターショーとかイベントの際に限られる。どこかで展示があると外観だけでも確認できる、ました試乗となるとさらにハードルが高くなる。そうした問題点を解決するためにトヨタはミライのショールームを2015年4月17日にオープンさせる予定だ。
↑ ミライのショールームその1、岩谷産業の水素ステーション芝公園にミライのショールームが同居する形をとる、ショールームの形としてはベストだろう、ひょっとしたら水素を充填するところを見れるかもしれない、画像はメーカーサイトより拝借
↑ ミライのショールームその2、内部は今時のスッキリしたスペースとなっている、毎週金曜日はミライの試乗デーとなっていて要予約、他に試乗できるところが無いので貴重な存在だ、画像はメーカーサイトより拝借
ショールームに水素ステーションがあるのではなくその逆だ
今回のショールームは岩谷産業の水素ステーション芝公園という施設の中に併設となる。従っていつでも水素の供給が可能という事なのだ。それに一般ユーザー向けにも試乗を受け付けるという事なので興味のある人は試乗してみると良いだろう。やはり車は乗ってみない事には分からない。
↑ ミライのショールームその3、ミライを実際に見れるし要予約だが試乗もできるのは貴重だ、ミライ自体が投機対象となっていないのは将来普及するという世間の読みがあるからだろう、今後こうしたFCVがらみやエネルギーがらみで大きなコラボレーションがどんどんなされる事になると思う、画像はメーカーサイトより拝借
日本を代表する企業同士が組んだ先にはどんな未来があるのか
トヨタにしても岩谷産業にしても両社とも日本を代表する企業である。その両者が組んでエネルギーインフラとそれを利用する車の両方を供給しようという動きなのだ。
当然この2社以外の動きもあるのだがほとんど国策というか国を上げての動きとなっている。特に2020年の東京オリンピックではこのFCVを多く走らせるように計画しているということらしいから実現に向けて具体的なアプローチに入っている段階だ。あと5年しかないのだ。 その動きを加速するためにはこうしたコラボレーションが欠かせない。さらにそれを主導する国の動きも重要になってくる。
↑ ミライのショールームその4、外観は通常のショールームとあまり変わらないが展示している車種が1車種のみで少しさびしい感じがする、もっとにぎやかな演出が必要だろう、画像はメーカーサイトより拝借
水素ガスがプロパンガスのような存在にならないとFCVは普及しないだろう
どこでも水素ガスを充填できるようになる事がFCVの普及の第一歩だ。
それには現在のプロパンガスのような供給網を張り巡らさないといけない。そのようになるにはまだまだ10年スパンくらいの時間が必要だとは思うが徐々に実現していくように思う。
特に日本は化石燃料資源を外部からの供給に頼っている国だからこの部分は大変重要な戦略なのだ。そうなれば都市でも地方でもどこでもFCVが利用できるようになるだろう。
FCVを始め新しいエネルギーを利用する自動車はこうした国家戦略の上に成り立っているのだ。
今回はこのへんで
では