本日2015年5月21日にマツダの新型NDロードスターが正式に発売になった。
Webサイトはもちろんの事、テレビや新聞までもが新型NDロードスターの発売を大々的に取り扱っている。これは車の発売開始としては大変珍しい事だ。
やっと発売された感が強い
新型NDロードスターはかなり以前から情報を小出しにして約1年がかりで日本国内での発売にこぎつけた。
少しづつしか出てこない新型NDロードスターの情報になんだかじらされた形だ。 思うのは情報統制が非常にうまく機能していてリークやスクープと言った類の情報が全く無かった事はマツダの思惑通りだっただろう。 こうして新型NDロードスターの情報が熟成されて盛り上がってきたという訳だ。
ユーザーにとってはやっと発売になったかという感想が多いと思う。
↑ 新型NDロードスターのセラミックメタリック、最近マツダではCX-3以降人気の色だ、ちゃんとロードスターにも用意されている、画像はメーカーサイトより拝借
最近話題の車は非日常性や趣味性を前面に出す
新型NDロードスターに限らないが最近のスポーツカーはハードとしての性能面だけではなく使い方そのものを提案しなくては売れなくなっている。
こうした動きはトヨタの86辺りから顕著になりコペンやS660、そして今回の新型NDロードスター等もこのやりかただ。日本人はよほど遊ぶのがへたくそなのだろう、面白そうな車があっても経済的な事はさておき世間体やら家庭の事情やらが許さなかった。それが少しづつ変わってきたという事だ。
この変化には女性の力が大いに作用しているのではないかと想像している。結婚している世帯で夫が勝手に車を買っても波風立たない家庭はそうあるものではない。こうした趣味車を購入するにあたって最終的に許可を出すのは家庭の主婦だ。 つまり女性のスポーツカーへの見方が変化していると思うのだ。
車と女性に関わる例
管理人は50代のオッサンだが最近は友人のスポーツ走行をサポートしている。楽しく車を走らせるために様々な事が必要だからだ。一緒にサーキットへ行って車を安全に速く走らせるために整備を手伝ったり操作をアドバイスしたりしている。こうした事をしていると聞いたこの友人の奥さんの友達(同年代の女性)は「いいなぁ私も行きたいなぁ」という感想を言っていたようだ。
さらに管理人の奥さんは車には昔からうるさい。でもメカ的な事は全くダメだし理解しようともしない。彼女の車の評価は見てくれと自分の思い通りに動くかどうかが判断基準なのだ。今回の新型NDロードスターの発売開始のニュースを今朝テレビで見て「なかなかええんちゃう」という感想を言っていた。
管理人の家庭の場合は先代のNCロードスターを乗っていたという事情があるので一概にあてはまるとは思わない。 それにしてもスポーツカーと言うかスポーツカーがある生活に対する女性のスタンスが少し変わってきたように思える。
↑ 新型ロードスターに用意されたブルーリフレックスマイカという色、この色はBMWのZ4とかをイメージする色だ、実物はまだ見ていないが綺麗な落ち着いた色だ、画像はメーカーサイトより拝借
結構高価な新型NDロードスター
先代のNCロードスターも結構高価な車だったが今回の新型NDロードスターもほぼ同様の300万円前後の価格帯だ。
オープン2シーターでルーフは幌しかないので使い方は限られる。ただS660とは異なりトランクがあるので2名乗車を許容できるのなら実用性はある。ここが最大の新型NDロードスターのキーポイントなのだ。
価格だけを見れば結構高価な車であることは間違いない。スタートが2,494,800円(税込)だがこのモデルはATが無いので一部のエンスー向けだ。 一般のユーザーにはATとしてのスタートが2,808,000円(税込)となる。これは非常に高価な趣味車だろう。
実際に新型NDロードスターがどれだけ売れるのかは未知数だがこれだけの高価なスポーツカー車が話題になるという事に非常に興味がある。 それだけ好況感とか先行き明るい感が強烈にあるのだろうか。ひょっとすると燃費とか経済性とかばかりでユーザーが今まで縮こまっていた反動が出たのだろうか。
いずれにしても息の長いモデルやスポーツカーの文化を日本にも根付かせて行きたいものだ。
今回はこのへんで
では