「オーリスハイブリッド」ヨーロッパでの本命登場

日本でも昨年の夏にフルモデルチェンジされたオーリス。さらに気になるプロモーションビデオでビックリさせた割には、肝心の車の中身はオッと言うようなモノでは無かったので肩透かし状態ではある。

ヨーロッパでの新型オーリスハイブリッド

ヨーロッパではオーリスの販売の中心となるハイブリッドが走り始めているようだ。ここで注意しなければならないのはヨーロッパでは先代のオーリスでもハイブリッドがあった事だ。その先代オーリスハイブリッドに比較して今回のハイブリッドモデルはバッテリーがトランクからリアシート下に移設された事が大きい。低重心化に加えトランクの使い勝手を大変向上させている。
また日本での新型オーリスの1800ccエンジンモデルに採用されているリアダブルウィッシュボーンサスペンションもハイブリッドモデルに搭載されている。
つまり、ヨーロッパでのオーリスの販売の中心となるべくモデルであり、走りと経済性の2面を狙った戦略モデルなのだ。

もし日本にオーリスハイブリッドを持ってきたら

日本のトヨタのラインアップに新型オーリスハイブリッドを当てはめると、プリウスよりは格上でSAIよりも格下というところか。
SAIはレクサスとハード構成は共通だが、エンジンも2.3Lを積むし、リアサスペンションもダブルウィッシュボーンだ。方やプリウスは1.8Lエンジンでこの部分はオーリスハイブリッドと基本的にパワートレインは同じ、異なるのはリアサスでプリウスはトーションビームを採用している。
ここが最大のセールスポイントとなり走りや乗り心地がより一層向上しているという事になる。
新型オーリスハイブリッドのフロント画像
↑ 新型オーリスハイブリッドのフロント部分、外観は日本モデルと変わらず特に印象に残る所が無い、画像はネット上から拝借

新型オーリスハイブリッドのフロント画像その2
↑ 新型オーリスハイブリッド正面から、相変わらずゴチャゴチャしたフロントマスクだ、もう少しまとまりを持たせたい、画像はネット上から拝借

新型オーリスハイブリッドのリア画像
↑ 新型オーリスハイブリッドのリア部分、こちらも日本のモデルと変わらない、ボディーカラーが明るい色だとバンパー後部に顔を出しているリフレクターが目立つ、画像はネット上から拝借

新型オーリスハイブリッドのトランク画像
↑ トランク部分、先代オーリスハイブリッドモデルはここに電池を搭載していたのでスペースを犠牲にしていたが新型ではリアシート下に移設して普通になった、画像はネット上から拝借

新型オーリスハイブリッドスペック(UK)

英国でのスペックは以下の通り。

最高速度:180km/h
0-100km/h加速:10.9秒
燃費:27.0km/l
CO2排出量:87g/km
乾燥重量:1370kg
エンジン:直列4気筒1798cc+モーター
最高出力:134bhp
最大トルク:14.5kg-m(エンジン)+21.2kg-m(モーター)
ギアボックス:CVT
価格:約280万円

これを見ると価格は少々高いようにも思えるが、この価格帯のハイブリッド車は無かったのでプリウスの上、SAIの下に日本でも位置付けられることが予想できる。
そういう意味では最大のセールスポイントの走りを新型オーリスでチェックしてみたいと思う。はたしてゴルフ等の強力なライバルに対抗できるのであろうか?

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