スバル新型「WRX」がついに正式発表だが、少し物足りない

ついにLAオートショー2013でスバル新型「WRX」が発表された。

新型「WRX」がやっと登場

長らくこれを待っていた人が多いのではないだろうか? 今までに少しづつ画像や情報は小出しされていたが今回は正式発表だ。ただし内容を見てみるとあれっと肩透かしを食らったというのが正直な印象だ。
エンジンは2.0Lの水平対向直噴ターボだがパワーは比較的抑えられていて268hp/5,600rpmで、発生回転数も低い。これはアメリカのマーケットと密接に関係があるようだ(発表のタイミングもLAオートショー2013だ)。

新型「WRX」はコンセプトカーよりも小さく実用的なサイズ

アメリカでは現行が2.5Lターボなので比較するとダウンサイジングを行いパワーは同一という事なのだろう。ボディーサイズもコンセプトカーで発表されていたほど大きくなく十分実用的だ。このサイズならアメリカでは小型セダンになるのだろうが、ここは世界のマーケットを見据えたサイズになっているのではないだろうか。

新型「WRX」のスペック

一部のスペックは発表されているので見てみよう

サイズ:全長4,595mm×全幅1,795mm×全高1,475mm
ホイールベース:2,650mm
エンジン:2.0L水平対向直噴ターボ「DIT」
最高出力:268hp/5,600rpm
最大トルク:36.7kgm
タイヤサイズ:235/45R17
ヘッドライト&テールランプ:LED

 

新型「WRX」の画像

スバル新型「WRX」のフロント画像
↑ スバル新型「WRX」のフロント画像、全体のシルエットはそれほど奇抜なものではない、どちらかというとコンサバなデザインだ、よく見てみるとフロントとリアのフェンダーがブリスター形状になっていてアグレッシブ、ボンネット上の開口部が大層な印象、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のリア画像
↑ スバル新型「WRX」のリア画像、リアのフェンダーもかなり膨らんだ形状をしている、サイドシルの空力パーツのせいか車高がかなり低く見える、リアバンパーは直線的だが下部にかなり効きそうなデフューザーが装備される、マフラーは左右振り分けの4本出し、トランクエンドに小さなスポイラーが付いていて仰々しくないところが全体的にアンバランスだ、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のサイド画像&透視図
↑ スバル新型「WRX」のサイド画像&透視図、サイドから見たシルエットは非常にコンサバで奇をてらわない、エンジンの搭載位置やリアアクスルから想像すると重心位置がいかにも低そうで安定しているのではないかと期待させる、ちなみにタイヤホイールは17インチ、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のインパネ画像
↑ スバル新型「WRX」のインパネ画像、スポーティーさを出そうとはしているが少し煩雑に感じるインパネ、ステアリングホイールは下が水平に切れているタイプ、個人的には回しにくいので好まない、メーターやコントロール類も常識的なもの、あまり戸惑わないで操作できるだろう、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のフロントシート画像
↑ スバル新型「WRX」のフロントシート画像、シートもたっぷりとした形状でそれほどホールドのきつそうなものではない、やはりここにアメリカのマーケットを感じる、シンプルなだけにしかし実用車としてベース車としては非常に良いのではないだろうか、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のメーター部のアップ画像
↑ スバル新型「WRX」のメーター部のアップ画像、こちらも非常に常識的なメーター、いつも気になるのだがレッドゾーンは6800回転あたりだ、ターボが付いてもこのレブリミット設定は水平対向ならではだ、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のCVTシフトレバー画像
↑ スバル新型「WRX」のCVTシフトレバー画像、「スポーツリニアトロニック」CVTと呼ばれ8速のマニュアル操作が可能、日本車はなかなかDCTの採用が進まない、CVTが悪いわけではないがやはりDCTにスポーツ度は一歩譲るのではないだろうか、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のインパネセンターの操作部画像
↑ スバル新型「WRX」のインパネセンターの操作部画像、一番上部に見えている液晶メーターはブースト計か、表示を様々に切り替えることができるのだろう、こういった小細工も含めてかなりのスポーティー路線を狙っているのが分る、画像はネット上から拝借

スバル新型「WRX」のトランクスルー画像
↑ スバル新型「WRX」のトランクスルー画像、スポーティー路線打ち出しとしてこの画像が極め付きだと思う、さぁサーキットへ行くぞというシュチエーションだろうか、こうした演出を見るとなんだかワクワクする、しかしタイヤの幅が太いのでこうして積み込む際も嵩張るのはご愛嬌か、ガレージジャッキのヤレ具合がいい、画像はネット上から拝借

新型「WRX」の内容はかなり過激

今回発表された新型「WRX」はあくまでアメリカのマーケットに向けたもので意外とコンサバ路線だ。
しかしその内容は過激ではないが、かなりのスポーティーな演出がされており、スバル好きな人たちには受けそうな内容となっているように見える。
これをベースに「STI」バージョンを引っ提げて日本でも発売されることだろうが、問題はそれがいつになるのかという事だ。
エンジンはさらにダウンサイジングされて1.6Lになるという噂もあるのでどのようになるのか非常に楽しみだ。

今日はこのへんで
では