2015年6月11日からVWのUP!が新しくなっている。
やっとアイドリングストップが付いた
既にEVであるe-UP!等のモデルをラインアップしているのに、不思議と日本のUP!にはアイドリングストップが装備されていなかったのだ。
日本のUP!は2012年から発売開始されているのだが、発売当初からアイドリングストップが付いていないのか不思議に思っていた。
「BlueMotion Technology」付きのUP!
VWでは「BlueMotion Technology」が環境対策車の印なのだ。既にゴルフ等の主力の車種にはラインアップがある。
今回UP!に装備された「BlueMotion Technology」の内容はアイドリングストップとエネルギー回生である。この結果UP!の燃費は23.1km/L(JC08)から25.9km/L(JC08)へと12%の向上となっている。
↑ 新しくなったUP!、VWの環境ブランドであるブルーモーションのバッチが付いた、アイドリングストップが付いた事でやっとコンパクトカーの仲間入りという感じだ、小さいながらもなかなか骨太な車で好感が持てる、画像はメーカーサイトより拝借
なぜかタイヤも太くなった
UP!は基本的に2つのグレードで構成されている。グレードは「move UP!」と「high UP!」があるが機構的は差が無く装備やトリムレベルの違いとなっている。
面白いのは「move UP!」は先代モデルのタイヤは165/70R14を履いていたのだが、今回のモデルチェンジで175/65R14に1サイズ太くなっている。ちなみに「high UP!」は185/55R15でサイズは変わっていない。
↑ UP!のカラーバリエーション、一番上の段のカラーが追加された、色の種類は多いほうだが鮮やかな色が少ない、黄色好きとしては黄色もラインアップに加えてほしいところ、タイヤサイズが変わるのはかなり珍しいことだ、画像はメーカーサイトより拝借
日本UP!なのだ
UKのサイトを見てみると「move UP!」は標準では165/70R14を履いている。日本のようにタイヤは太くなっていないのだ。それにアイドリングストップが付いているのは「high UP!」のみだ。
仕向け地毎にこういった細かいスペックが異なるのは良くある事で日本ではこのほうが良いという判断なのだろう。
燃費が良くなったとはいえ使用するガソリンはプレミアムだから、燃費が良くなったとはいえそれを差し引く必要がある。ここは輸入車の辛いところだと思う。
コンパクトカーであるUP!にアイドリングストップ機構が付いてやっとスタートラインに立ったという事ではなかろうか。UP!は実用車としては良い出来だと思うのでこれを機会に注目されると良いと思う。
個人的には「GT UP!」が出てきて欲しいと思う。
今回はこのへんで
では