BMWのFF化が進む、新型X1はツアラーと同じFFベース

BMWのX1はBMWで言うSAVの一番小さな車だ。日本では2010年から発売され日本でも取り回しのしやすいサイズで好評を博している車だ。
そのX1がモデルチェンジし新しくなった。

全く異なる車作りの新型X1

新型X1で一番のトピックはFFベースになった事だろう。
エンジンが縦置きから横置きに変更されFFベースの車となった。車の成り立ちとしてはつい先ごろ日本でも発売された2シリーズアクティブツアラーやグランツアラーと同じである。
現行X1は元々3シリーズのプラットフォームを利用してクロスオーバー化された車だったが、これで全く異なる車になった訳だ。
ただし同じ車格の1シリーズはつい先ごろ新型が発表されたがパワートレインは従来通りFRとなっており区別されている。
ミニバンやクロスオーバーという走りの性能を云々しないモデルからFF化が進むのだろうか。
新型X1 xDrive25iスポーツラインのフロント画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのフロント画像、外観からはそれほど大きく変わったことが分からない、新旧を並べてみないと分からないレベルだ、しかし中身はガラッと変わりFRベースからFFベースへと大変身をしている、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1の一新されたパワートレイン

新型X1のモデルとしては次のラインアップとなる。sDriveがFFモデル、xDriveが4WDモデル。最後にiとあるのがガソリンモデル、dとあるのがディーゼルモデルだ。

  • sDrive20i
  • xDrive20i
  • xDrive25i
  • sDrive18d
  • xDrive20d
  • xDrive25d

新型X1のパワートレインは一新されてガソリン2種ディーゼルが3種となっている。排気量は全て2.0Lだがチューニングが異なる。さっそくスペックを見てみよう。
新型X1 xDrive25iスポーツラインのエンジン画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのエンジン画像、確かに横置きになっている、外観はそれほど大きな変化は無いのに中身は大変身だ、ちなみにこのエンジンは2.0Lガソリンターボから231hp/350Nmを発揮する、画像はメーカーサイトより拝借

X1 sDrive20i(FF)/X1 xDrive20i(4WD)スペック

サイズ:全長4,439mm×全幅1,821mm×1,598mm
エンジン:2.0Lガソリンツインパワーターボ、192hp/280Nm
ミッション:8速Sトロニック
サスペンション:前ストラット、後マルチアーム
最小回転半径:5.7m
重量:sDrive20i→1,485kg、xDrive20i→1,540kg
タイヤホイール:225/55R17、7.5J
0~100km/h加速:sDrive20i→7.7秒、xDrive20i→7.4秒
最高速度:sDrive20i→225km/h、xDrive20i→223km/h
燃費:sDrive20i→16.9km/L、xDrive20i→15.9km/L、共にEU(Combined)

X1 xDrive25i(4WD)スペック

サイズ:全長4,439mm×全幅1,821mm×1,598mm
エンジン:2.0Lガソリンツインパワーターボ、231hp/350Nm
ミッション:8速Sトロニック
サスペンション:前ストラット、後マルチアーム
最小回転半径:5.7m
重量:1,540kg
タイヤホイール:225/55R17、7.5J
0~100km/h加速:6.5秒
最高速度:235km/h
燃費:15.6km/L、EU(Combined)

X1 sDrive18d(FF)スペック

サイズ:全長4,439mm×全幅1,821mm×1,598mm
エンジン:2.0Lディーゼルツインパワーターボ、150hp/330Nm
ミッション:6MT/8速Sトロニック
サスペンション:前ストラット、後マルチアーム
最小回転半径:5.7m
重量:1,430kg
タイヤホイール:225/55R17、7.5J
0~100km/h加速:9.2秒
最高速度:205km/h
燃費:6MT→24.4km/L、8速Sトロニック→23.3km/L、EU(Combined)

X1 xDrive20d(4WD)スペック

サイズ:全長4,439mm×全幅1,821mm×1,598mm
エンジン:2.0Lディーゼルツインパワーターボ、190hp/400Nm
ミッション:8速Sトロニック
サスペンション:前ストラット、後マルチアーム
最小回転半径:5.7m
重量:1,550kg
タイヤホイール:225/55R17、7.5J
0~100km/h加速:7.6秒
最高速度:219km/h
燃費:20.4km/L、EU(Combined)

X1 xDrive25d(4WD)スペック

サイズ:全長4,439mm×全幅1,821mm×1,598mm
エンジン:2.0Lディーゼルツインパワーターボ、231hp/450Nm
ミッション:8速Sトロニック
サスペンション:前ストラット、後マルチアーム
最小回転半径:5.7m
重量:1,575kg
タイヤホイール:225/55R17、7.5J
0~100km/h加速:6.6秒
最高速度:235km/h
燃費:20.0km/L、EU(Combined)

新型X1の画像

新型X1 xDrive25iスポーツラインのフロント画像その2
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのフロント画像その2、この角度からだとクロスオーバー色が薄くなったような印象だ、先代とどこが異なるのか分からないくらいの違いだ、このX1は車高もそれほど高くなく普通に使えてしまうクロスオーバーだ、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1 xDrive25iスポーツラインのサイド画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのサイド画像、スッキリとしたボディーサイドだ、キャラクターライン以外にドア部分の抑揚が強い、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1 xDrive25iスポーツラインのリア画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのリア画像、最近のクロスオーバーの定石通り黒い樹脂のバンパーやホイールアーチを備えるのは従来通り、リアバンパー下にはガード風のパーツが付き左右2本出しのマフラーとなる、リアゲートは先代とは少し変わった印象だ、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1 xDrive25iスポーツラインのインパネ画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのインパネ画像、インパネも先代とそれほど変わらないように見える、BMWらしい手堅い作りのインパネだ、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1 xDrive25iスポーツラインのシート画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのシート画像、クロスオーバー車だがホールドの良さそうなシートを備える、しかし良い意味で渋い内装だ、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1 xDrive25iスポーツラインのリアシート画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのリアシート画像、なんと言ってもFF化された恩恵はこの後席足元に現れるだろう、これなら後席の人もくつろげる広さだ、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1 xDrive25iスポーツラインのラゲージ画像
↑ 新型X1 xDrive25iスポーツラインのラゲージ画像、ラゲージもキチンと広さが確保されている、タイヤハウスの出っ張りが無い非常に使いやすそうな形状、床下収納もある、後席は40:20:40の分割可倒式、画像はメーカーサイトより拝借

新型X1はどのモデルも動力性能からすれば非常に燃費も良いし、ボディーは実用本位で使いやすいサイズと形状だ。
余り華は感じられないが、新型X1は日本でも人気が出そうだ。

今回はこのへんで
では