ここのところルノー新型「ルーテシアRS」の試乗記がメディアに登場し始めている。
一般的になってきた？ルーテシアRS
それによると新型「ルーテシアRS」はエンスーな味わいが薄れて一般的になってきたのではないかというものだ。
そもそも歴代のRSはマニュアルミッションしかなく2ペダルは存在しなかった。それが新型「ルーテシアRS」より2ペダル化に踏み切った。思えばルノーのRSシリーズに2ペダルで乗れるのは以前の事を思えば夢のようだ。
ルーテシアRSの試乗記事から
肝心のインプレッションだが、HCC（ハイドロリック コンプレッション コントロール）と呼ばれる新しい技術を盛り込んだダンパーの出来が非常に良いようなのだ。ダンパー自体にピストンスピードの低速と高速での動作用の2種のダンパーを内蔵したようなイイトコ取りのダンパーだ。これにより低速でのしっとりさと高速でのしっかり感を出しているようだ。
それにRSデフと呼ばれる電子制御のLSD（ブレーキを掛けるタイプ）やRSドライブと呼ばれるモード切替が付いたことだ。特にRSドライブは普段は大人しく！？セットすると全く普通の車と同じように理性的にドライブできる。いざという時にはレースモードなんかに入れると、それこそ本能剥き出しのホットハッチに変身というわけだ。
こういった装備のおかげで一部のエンスーのモノだったRSの敷居が下がったという事だと思う。
一方、省略されてしまったモノとして、フロントサスペンションのダブルアクスルストラットが普通のストラットになったり、前述のサスペンションを起因とする専用ボディーが通常モデルと全く同じボディーになったりしている。ブレーキキャリパーもコストダウンのためだろう、ブレンボだったのが通常のキャリパーになった。
ここは少しスペシャル感が薄れたような感じではある。
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」の走行画像、どれくらいの速度なのか良く分からないが全くロールが見られない、これはカップシャーシだがかなり固いのは確かなようだ、画像はネット上から拝借
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」の走行画像その２、ピンボケ画像だがドア下に赤いラインが入っている、それほど前かがみの姿勢ではない、FFではトラクションを稼ぐためによく前かがみの姿勢にすることが多い、画像はネット上から拝借
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」の走行画像その３、これは加速シーンだと思うがどちらかというと前が持ち上がっているようだ、フロントはタイヤがフェンダーギリギリに収まっている、画像はネット上から拝借
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」の走行画像その４、走行中を後ろからの画像だがこの個体はドア下の赤いラインが無い、いろいろ選択できるのだろうか、リアもタイヤがフェンダーギリギリだ、カップシャーシだが車高はちょうど良い感じなのではないだろうか、画像はネット上から拝借
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」シャーシスポール画像その１、こちらはシャーシスポールだがシャーシカップとはそれほど大きく違わない、ホイールが異なり17インチとなる、スペック上は車高がシャーシスポールのほうが3mm高い、画像はネット上から拝借
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」のシャーシスポール画像その２、リアもシャーシカップとほとんど違わない、外観上はホイールのみで見分けがつく程度か、シャーシスポールの足回りはやはり柔らかくカップと比較するとそれほどクイックでは無いようだ、画像はネット上から拝借
↑ ルノー新型「ルーテシアRS」のCLIOカップ用車両、本国で行われているワンメークレース用の車両、こうしたレース車両に使用されるレーシーなパーツもラインアップしてくれたら非常にうれしいと思うのだ、しかしワンメークレースの車両も2ペダルなのだろうか気になる、画像はネット上から拝借
試乗記によると期待にそぐわない内容のようだ。やはりコーナリングマシンとして見るならシャーシカップのほうが1枚上手のようである。
シャーシカップでも2ペダルだし、RSドライブで走行モードを選択できるので日常で困ることはないようだ。4ドアハッチバックでもあり、こういった日常使いができるところが良いところではないかと思う。
20131113追記：次の事実が判明！
- CLIOカップの車両のミッションはさすがにEDCではなく6速シーケンシャルミッション
- EDCの変速にかかる時間は通常モードで2.0秒、スポーツモードで0.17秒、レースモードで0.15秒
- ステアリングギアレシオは先代ルーテシアRSが15.9：1、新型ルーテシアRSが14.4：1
今回はこのへんで
では
