前回セントラルサーキットへ出かけた際にタイヤの減り方が気になっていた。それはショルダー部分だけがささくれ立って表面のトレッドが剥がれかけてきているのだ。
EK9のタイヤの状態
画像は無いがタイヤは1部山程度になってしまっている。そのショルダー部分がささくれ立っていて所によってはトレッドが剥がれかけているのだ。この状態はタイヤの接地状態が良くない事を示している。つまり外側ショルダーに負担が掛かり過ぎているのだ。
↑ この画像はZC31のセントラルサーキット走行後の左フロントタイヤを前から見たところ、このZC31スイフトスポーツはキャンバーボルトにてキャンバー角を付けている、この状態キャンバー角は約2度くらい、まだ若干キャンバー角が足りないようでショルダー部分がかなり削り取られているのが分かる、という事で今回EK9は3度に設定する事にした
タイヤの状態を改善するにはどうすればよいのか?
対策としてはキャンバー角を付けるのが最善の方法だ。
現在のEK9はキャンバー角に関してはノーマル状態だ。車高が少し落ちているので自然に付いてはいるが1.5度程度である。
そこで走る場所はセントラルサーキットと想定し過去の経験からフロントのキャンバー角を3度に決定した。
↑ EK9のキャンバー角を付ける前の左フロントホイールの状態、この状態はノーマルから車高だけが下がった状態なのでキャンバー角は2度も付いていない状態
タイヤホイールを新調したついでに
前回は苦労して15インチのタイヤホイールを探し出し装着した。タイヤホイールを新調したので、この機会にフロントのキャンバーをセットする事にした。
具体的にはフロントサスペンション(ダブルウィッシュボーン)にジェイズレーシングの調整式アッパーアームを用いてキャンバー角を3度に設定した。
加えてフロントとバランスを取るため、リアにも同じくジェイズレーシングのリア調整式アッパーアームを装着し若干のネガティブキャンバーを付けている。
↑ EK9のキャンバー角を付けた後の左フロントホイールの状態、タイヤの上部が内側へ入っているのが分かる、これでキャンバー角は指定の3度の状態、走るとかなり印象が異なると思われる
↑ EK9のキャンバー角を付けた後の左フロントホイール前から見たところ、前から見ると明らかにキャンバー角が付いているのが分かる、ちなみに今回はリアも若干キャンバー角を付けている
↑ EK9に装着したジェイズレーシングのリア調整式アッパーアーム、このアームを伸び縮みさせてリアホイールのキャンバー角を調整する
まだ走り込めていないが来月にセントラルサーキットへシェイクダウンに出かける予定にしている。
どのように車の特性が変わるのか非常に楽しみだ。
改めてレポートしたいと思う。
2015年8月6日追記:キャンバー角3度に設定後のタイヤの状態
2015年7月31日に今回キャンバー角を3度に設定した足回りのシェイクダウンを行った。
ドライバー曰く以前よりはフロントの入りが良くなりリアも安定したという事だ。またタイヤの設置状況を見ると非常に良い状態だった。
もっとドライバーの腕が上がりコーナーへの進入速度が上がれば再度キャンバー角の設定をしないといけないだろう。ただし現在はキチンとアンダーステアも感じることができるのでこれで良いだろうと思っている。
↑ EK9キャンバー角を3度に設定した後のセントラルサーキット走行後のタイヤ状態、非常に暑い日だったがタイヤの状態はまずまずだった、キャンバー角を付け過ぎるとドライバーがアンダーステアを感じなくなってしまい曲がれると過信してしまう、という理由からキャンバー角は腕の上達と共に徐々に付ける方向性を取っている
現在のEK9仕様
エンジン:ノーマル
エンジンマウント:無限
ミッション:ノーマル
デフ:ノーマルトルセンLSD
吸気系:ノーマル
排気系:マフラー5ZIGEN
ブレーキ:ノーマルキャリパー+ディクセルスリットローター前後
ブレーキパッド:前-制動屋RM551+、後-制動屋SP300
足回り:オーリンズDFVラバーアッパーマウント、無限強化ゴムブッシュ、前-ジェイズレーシング調整式アッパーアーム、後-ジェイズレーシングリアキャンバーアーム
ホイール:エンケイRC-T4(15インチ/7J/インセット+40/5穴/PCD114.3)
タイヤ:ダンロップ ディレッツァ Z2 スタースペック195/55R15
ステアリング:モモ モデル08 レザー/ブラックスポーク
シート:ナニワヤバケットシート×2
ハーネス:サベルト3インチ4点式
ヘッドライト:H4タイプのHID、LEDスモールランプ
所有者:TomTomの友人
今回はこのへんで
では